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【意外に見えそう】3日深夜から4日夜にかけて、6月の満月「ストロベリームーン」が見ごろ

2023年6月3日

絶賛豪雨に見舞われている日本列島。2日の夕方ごろの新宿駅前でも、TVクルーがずぶ濡れで「豪雨です」みたいな報道を行っていた。きっとTV的には濡れることに意味があるのだろう。

気象庁のHPを見る限り、関東甲信の梅雨入りはまだだ。しかし、ぶっちゃけここしばらく青空を見ておらず、この雨が止まぬまま梅雨に入りそうな気しかしない。

そんな空模様だが……ここで今月の満月のお知らせだ! 6月4日のお昼の12時42分ごろに月が満ちる。ネイティブアメリカンによる呼称はストロベリームーン!!

・ストロベリー

名前的に、月々の満月の呼称シリーズの中でも屈指の人気を誇るストロベリームーン。まあ、一番おいしそうだしな。

北米最古の暦系メディア The Old Farmer’s Almanacによると、この呼称はアルゴンキン族やダコタ族などが、6月に実る系(June-bearing)のイチゴの収穫期を示すために使っていたとのこと。

イチゴには一季なりイチゴと四季なりイチゴがあるが、ストロベリームーンが示すのは、恐らくアルゴンキン族などが住むエリアに生えている一季なりイチゴのことなのだろう。

日本で現在食べられているような品種改良で美味しさが極まったイチゴとは別物だと思うが、月の呼称にするほどなのだから、彼らもイチゴのシーズンを楽しみにしていたのではなかろうか。

その他の呼び方としては、チェロキー族による緑のトウモロコシムーン(Green Corn Moon)や、クリー族の産卵ムーン(Egg Laying Moon)などがあるもよう。アンチストロベリーな方はこちらをどうぞ。


・2夜

冒頭でも述べたが、国立天文台の暦象年表によれば今月の満月の瞬間は6月4日の12時42分。日曜日の昼過ぎだ。

当然その時間に月など見えないので、見ごろとなるのは3日の深夜と4日の夜の、合計2夜。どちらでも”ほぼ満月”な状態を楽しむことができるだろう。


・天気は

ということでチャンスは2夜。しかし、この記事を書いている2日の夜の空模様的には、あまり希望を持てない。天気予報はどうなっているのだろう。

気象庁のHPを見て見ると……おや? これは思った以上にワンチャンあるかもしれない

3日の予報では、沖縄から岡山あたりまでのエリアでわりと晴れが目立っている。


そして4日になると、晴れのエリアは一気に拡大。沖縄から福島県辺りまで全てイケそうな予報となっている。


北方にお住まいの方はどうやっても厳しそうだが、他のエリアはストロベリームーンとご対面できる可能性がけっこうありそうだ。

屋外で観測に勤しむ方は、もう蚊が出てきているので虫よけの用意を忘れずに。

参考リンク:国立天文台The Old Farmer’s Almanac気象庁
執筆&写真:江川資具
ScreenShots:気象庁

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