スパイスの刺激的な香りと甘さがたまらないチャイ。カフェでチャイがあるとつい頼んじゃうっていうチャイ党は少なくないはず! なんたって、家でチャイを作るのはちょっと大変だからだ。
先日、セブンイレブンで「ミルク溶け出すティーバッグ」なるものが売っていたので買ってみた。無印良品などで売ってる、粉を溶かす系の甘いドリンクではなく、本格的なティーバッグタイプ。なんでもお湯を注ぐだけでティーバッグの中からミルクが溶け出すのだという。
すごいじゃん。これで会社でもチャイ飲めるじゃん! ってことでさっそく買ってみた。
・牛乳もスパイスも不要
今回セブンで購入した日東紅茶の「ミルク溶け出すティーバッグ」シリーズは
・スパイシーチャイ
・加賀ほうじ茶スパイスラテ
の2種類で4袋入りで各307円(税込み)。
日東紅茶の公式サイトを見たら他にも、「生姜紅茶」とか「はちみつ紅茶」なんかもあるみたい。「スパイシーチャイ」と「加賀ほうじ茶スパイスラテ」はセブン限定らしい。
しかし、チャイだけじゃなくって、ほうじ茶のスパイスラテがあるってところが絶妙なツボをついている。こういう一風変わったドリンク、大好きなんだよなあ。スタバの「ジャパニーズ チャイ ティー ラテ」がめちゃくちゃ好みだったので、こういうのが手軽に飲めるのは最高。和のチャイ、次に流行るんじゃなかろうか。
・どうやって牛乳が溶けてくるのかと思ったら
さっそくお湯を沸かして、チャイの方のティーバッグを袋から出してみると……。普通の紅茶より大きめのティーバッグが出てきた。入っているスパイスは
・シナモン
・カルダモン
・しょうが
・ブラックペッパー
・メース
・クローブ
・ナツメグ
・陳皮
という感じ。インスタントのわりにたくさんスパイスが入ってる! 家でこんだけスパイスそろえようと思ったら大変だからなあ。
いったいどうやってミルクが溶け出すのか? と思ったら、ティーバッグの中に茶葉と一緒に白い粉が入ってる。これがミルクの素みたいなやつか。
お湯の量は150ccで、90秒で出来上がりらしい。ティーバッグを熱湯に入れると……
なるほど、じわじわ〜と、ミルクっぽくお湯が白濁していく。
と、同時に茶葉の風味も染み出していくような感じ。
90秒経った頃にはこのとおり。まごうことなきチャイのできあがりなんだけど……ちょっとお茶が薄いようにも見える。漫画喫茶とかに置いてる紙カップ式の自販機みたいな。
……てことで、もうしばらく置いてみたら、いい感じに濃いめの色になったので、飲んでみると……
あれ、甘みがない!?
たしかにスパイスの香りはするんだけど、甘みがないので変な感じがするのだ。と思って、よくパッケージを見ると
砂糖不使用!
そうか、ミルクは用意しなくてもいいけど、砂糖は自分で用意なのね……。勝手に砂糖も入ってると思ってた……。カレー屋さんなんかで出されるチャイといえば、最初っから甘〜い味がついている。甘さあってのチャイみたいなところがあると思うので、自分で勝手に勘違いしながらガッカリしてしまった。
・ほうじ茶ラテのほうは…
ちなみに、珍しい「ほうじ茶スパイスラテ」の方は……
・シナモン
・カルダモン
・しょうが
・ブラックペッパー
・メース
・クローブ
・ナツメグ
・陳皮(みかんの皮)
の8種類のスパイスが入っている。……ん? よく見たらチャイと入ってるスパイスが全く同じだな。
煮出したときの色はチャイよりも薄めなんだけど、スパイスの香りはこちらの方が強い感じがしたのは不思議だった。とくに、陳皮(みかんの皮)の爽やかな香りを強く感じた。
・アイデアは素敵なんだけど…
たしかに手軽で美味しいんだけど、どちらもお店で飲むような濃厚なチャイという感じではなかった。ちょっと辛口になってしまうけど、せっかくティーバッグなのにミルクの味も茶葉の味もなんだか薄く感じてしまったのだ。せっかくスパイスが8種類も入ってるのに、惜しい!
濃厚なチャイを楽しみたいなら一気にティーバッグを2袋入れたほうが良さそう。アイデアはまったくもって素晴らしいんだけど、手軽にチャイを飲む道、意外と険しいみたいだ。