私(佐藤:49歳)が学生の頃は、ヤンキー漫画『ビーバップハイスクール』や『ろくでなしBLUES』の影響で、変形学生服が流行っていた。変形学生服とは裾幅の広いズボンの「ボンタン」や「ドカン」。丈の長い学生服「長ラン」や短い「短ラン」などをのことをいう。
昔はどこの街にもこれらを売る店があって、手軽に購入できたのだが、今は販売しているお店が本当に少ない。2023年2月末にとあるお店を訪ねる機会を得て、ワタリ43センチのドカンを買うことができた! 約30年ぶりにおっさんが学生ズボンをはいみたら、こうなった!!
・念願の変形学生ズボン
私は以前から学生ズボンを私服として使いたいと考えていた。ボンタンやドカンは裾が広いから、ゆったりとしてはきやすいはず。冬場はジャケット代わりに学ランを着たら、あったかいんだろうなあ。
なんて思っていたんだけど、買える店が全然見つからない。都外にあるようだけど、営業日時の関係で訪問できていなかった。
いつかいつかと思いながら月日を重ねて、今年の2月、ついに絶好のタイミングが来た! 通信販売を中心に学生服の販売を行っている、埼玉・川越の「学生服のマスコ」に訪ねることができたのである。
そこで念願の変形学生ズボンを購入した。ウエスト75センチ(Mサイズ)・ワタリ43センチ・裾幅30センチの「烈火」というイカした名前のズボンだ。購入価格は税別8100円である。
実はこのズボン、「スケーターパンツ」スタイルに分類されている。したがって、正確にはドカンではない。なお、近年の学生ズボンには「ブーツカット」もあるそうだ。知らない間に変形学生ズボンもオシャレに進化してたんだな。
バキッと折り目の入ったツータック。いいね、渋い!!
そういえば中学の頃にツータックパンツをはいていると、「イキがっている」という理由で他校の生徒に絡まれるという、理不尽すぎる暗黙のルールがあった。裏を返すと、気合いの入った「ケンカ上等」な輩は、あえてツータックをはいていたな。
今でもそういうのはあるんだろうか……。
・30年ぶりにはいてみたら……
ということで、49歳のおっさんが学生ズボンをはいた姿がコチラです。
様になってる! 思ったよりもかなり自然だ
すれ違う人は誰1人として、学生ズボンと気づかない様子。近年はオーバーサイズの着こなしやワイドパンツが主流なので、ワタリ幅の広いドカンをはいても変じゃないのかもね。
このパンツ、私服として使うのはもちろん、ポールダンスの衣装としても活用していきたいと考えている。というのも、学生ズボンは繰り返し着ることを前提に作られているので、かなり丈夫につくられている。洗ってもすぐに乾くし、黒だから色落ちしてもわかりにくいのもいい。
季節が変わるたびに着る物に悩むという人は、とりあえず1本学生ズボンを持っておくと良いだろう。季節感を問わず年中使えるぞ! みんなでドカンをはこうぜ~!!
参考リンク:学生服のマスコ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼ポールダンスにも使ってます