3月といえば引っ越しシーズン。進学や転勤などで、急いで部屋探しをする人も多いと思う。
おとり物件の多さにうんざりしながら、不動産屋での長い相談を経てようやく希望にあった物件を内見……。
そのときに、図面では絶対にわからない「あるポイント」をチェックすることを勧めておきたい。なにせ私はそれで死ぬほど苦労しているのである……。
・間取りや設備だけじゃない
内見でチェックするポイントといえば、部屋の広さや綺麗さ、日当たりが多いと思う。あとは収納の多さだったり、キッチンや風呂の広さだったり……人によってこだわるポイントはさまざま。
私も今の部屋に引っ越すときは、そんなところをチェックしていた。まあ、住んでみると部屋がめちゃくちゃ狭くて苦労しているのだが……。
でも、そんなことより長年苦労していることが1つある。それは携帯の電波やWi-Fiの入りにくさである。我が家は近隣を建物で囲まれているせいで、電波が死ぬほど悪いのである。
・ストレス指数が高い電波問題
「そんなことかよ」と思われそうだが、これが生活する上でなかなか大変なのである。そもそもスマホは今の世の中を生き抜く上で欠かせないアイテム。家の電波が悪いとなると、いろんな場面で支障が出る。
私はテレワークが多いのだが、仕事の電話が途中で聞こえなくなる、パソコンで記事の画像をアップロードしている途中で固まる……。あとは検索で画面表示に時間がかかるとか、YouTubeで動画の読み込みが遅いとか、一時が万事、時間がかかる。
さらにスマホやポケットWi-Fiは電波を探すのに余分にエネルギーを使うらしくどんどん電池が減る。とにかく地味にストレスがたまるのである!!!!
・1階や2階の部屋は要注意
近隣にマンションが建ってからはさらに悪化し、ほぼ圏外になってしまい、auから室内の電波環境を改善する「auレピータ」という機械を借りている。
レピータ設置や使用料自体は無料なのだが、これは携帯キャリアに連絡して、自宅に電波調査に来てもらって設置してもらう形なので面倒だし、家の中で電波が入る場所に置かなくてはいけないので邪魔である。
さらに我が家はこれを設置してなお100%改善されたとは言いづらく、いまだに窓際にいかないと電話が通じず、部屋の奥の方や玄関は完全に圏外である。もし地震やトラブルが起きて、部屋の奥で倒れてしまったら助けも呼べない……と不安なことこの上ない。
ちなみに、実家のマンションも隣に大きな建物が建ってから急激に電波が悪くなった。特に都心はマンションの建設ラッシュ。電波が入りづらくなった家は多いと思われる。
自宅で電話をすることが多い人、作業することが多い人は、内見の際に自分のスマホを見て電波がバッチリ入るかどうかチェックしておいても損はないと思う。近くを建物で囲まれていたり、低層階だったら要注意である。
ずっと電波の入りづらい地下街で暮らしているようなものだと思ってもらえればよい。本当に地味にストレス指数が高いので、経験者からのアドバイスである。
参考リンク: auレピータ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.