ロケットニュース24

水族館のお土産コーナーに置かれていた「こんにゃく」を二度見した話 /どう見てもクラゲにしか見えない『チャコニャクラゲ』

2023年1月28日

先日、水族館に行ってきた。水中を泳ぐ様々な生き物に癒され、何気なくお土産コーナーを眺めていると……えっ!? クラゲ売られてる!?

茶色い液体に浸かった ぽよぽよしたクラゲが、当たり前のような顔をして商品棚に並んでいる。た、確かに水族館だしクラゲが売られててもおかしくないのかもしれないけど、なかなかマニアックなおみやげだな……!?

パッケージによると、どうやらこのクラゲは「チャコニャクラゲ」というらしい。

聞いたことのない種類だな? と思ったら……実はこのクラゲ、クラゲであってクラゲではなかった。


・こんにゃくでした

なんとこのクラゲ、こんにゃくなのだという。なるほど、「茶」「こ(ん)にゃく」「クラゲ」ってことね……!


名前の下に学名っぽい文字や分類までが書かれているのも相まって、箱を手に取ってまじまじと眺めてみてもしばらく食べ物であることに気が付かなかった。パッケージデザイン担当者の遊び心を感じる。


パッケージをひっくり返すと、きちんと「コンニャクです」と表記されていた。


こんにゃくとクラゲの質感が絶妙にマッチしており、じっくり見てみても本物のクラゲとしか思えない。同行していた友人たちも「え!? え!?」と混乱していたレベルだ。

こんな面白そうなもの、お迎えするしかないだろう……! レジで税込540円を支払い、1箱引き取らせてもらうことにした。

自宅に帰ってからさっそく袋を開封してみると、5匹のクラゲたちが勢いよく転がり出てきた! 袋から出てきてもやっぱりリアル。今にも皿の中をすいすいと泳ぎ出しそうだ。


ひっくり返してみると、足までしっかりと再現されているのがよく分かる。どうやったらここまで細かい処理ができるんだろう……1匹が約100円とこんにゃくにしてはお高い値段なのにも納得のクオリティの高さだった。

見た目を存分に楽しんだところで、いざ実食! 

口の中に入れてみると……おぉ、食感が面白い! かさの滑らかさと足のぷちぷちが同時に口の中で弾けて、普通のこんにゃくではなかなか感じることのない歯ごたえを楽しめる。

しょうゆベースのタレに漬け込まれていただけあって、味がしっかりと染みこんでいるのも◎。足と足の間やかさと足の隙間にもタレが入り込んでいるので、薄味になりすぎず最後までおいしく食べられるぞ。



・お土産に是非!

そんなわけで、チャコニャクラゲは見た目だけでなく味でも我々を楽しませてくれるとってもおいしいこんにゃくだった。

パッケージデザインまでこだわりが光るこの商品は、生き物好きな方へのお土産にすれば楽しんでもらえることまちがいなしだ。

ちなみにチャコニャクラゲは、製造元の「まるい食品株式会社」のオンラインショップでも購入できる。気になる方は、是非このかわいいクラゲを味わってみてほしい!

参考リンク:まるい食品
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

▼袋の中にはこんにゃくだけでなく、いかの足も入っていた

▼原材料、栄養成分表記はこんな感じ

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