有名店のハッピーアワーを比較・検証する……という名目で、昼から合法的に酒を飲むことに成功したこのシリーズ「ハッピーアワー検証」。気付けば約半年ぶりの更新となってしまった。いかん、早く酒をキメねば。
というワケで本日の酒場は、すかいらーく系列の和ごはんとカフェ「chawan」である。名前からしてオシャレで意識高い気配がプンプン漂っているが、もちろん今回が初体験だ。本当にこんな店でハッピーアワーなんてやっているのか……？
・やってた
と思ったら、やってた！ やってたよーーーー!! 平日限定（土日祝除く）15時から20時までの実施で、しかも店舗限定とのこと。そもそも「chawan」自体の店舗数が少なく、調べてみると東京には5店しかないらしい（2023年1月24日時点）。
すかいらーくの公式サイトによると、ハッピーアワーを実施しているのは以下の店舗である。
【東京都】
ビーンズ阿佐ヶ谷店・エキュート立川店・アトレ大井町店
【神奈川県】
ウィング川崎店・新百合ヶ丘エルミロード店・ラスカ平塚店・ラスカ茅ヶ崎店
【千葉県】
シャポー船橋店
【群馬県】
高崎オーパ店
【宮城県】
仙台パルコ店
・店内へ
さて、初めて入った「chawan」はオシャレかつ落ち着いた雰囲気で、ファミレス感は皆無。客層は様々だが、年齢関係なく女性が多い印象だ。メニューを開くと『30品目バランスプレート』なんていう健康的な代物が載っており、ほとばしる意識の高さに震えざるを得ない。
心を静めるため、まずは一杯やっておく必要があるだろう。ハッピーアワーの対象となるのは以下のアルコールメニューだ。
【税込319円】
・ビール・ハイボール
・甘くないレモンサワー
・はちみつレモンサワー
・ワイン（250ml）白・赤
・ノンアルコールビール
【税込429円】
・凍結はちみつレモンサワー
・すだち＆はちみつレモンサワー
・フルーツポンチハイボール
・とろとろ国産桃とはちみつレモンのサワー
個人的に後半の酒はあまり興味がないかな。まあとりあえずビールでしょう。というワケで注文したところ、いきなり意表を突かれた。
まさかの小瓶である。
・とりあえず生じゃない
これは店舗によるらしいのだが、スーパードライの334mlが来るとは思わなかったぞ。すかいらーく系列だと初めてかもしれん。グッジョブ！ では一緒におつまみメニューの中から何品か……
とここで、気になるメニューを発見。『選べる3種の惣菜和膳』（税込1639円）という、これまた何やら意識高めなネーミングであるが、9種ある惣菜の中から好きなものを3種選べるらしく（同じ品は不可）、しかもご飯と味噌汁はおかわり自由ときた。
何だそれアチぃな！ だったら頼んでみるか。その結果……
ローストビーフ！
チキン南蛮！
ハンバーグトマト煮！
中坊男子のバイキングみたいになってしまった。
・無計画メシ
本能に忠実に従っただけとはいえ、このチョイスはいくらなんでも野生児すぎる。すたみな太郎じゃねぇんだぞ。ただ同時に、『レモンドレッシングサラダ』なんぞでビールがすすまないのも事実。むしろこれが正解ではなかろうか。
さらに嬉しい情報として、ビーンズ阿佐ヶ谷店・エキュート立川店・アトレ大井町店・ウィングキッチン京急川崎店・ラスカ茅ヶ崎店・シャポー船橋店・仙台パルコ店では、クラフトビールの提供も行っているとのこと。
ビールは1～2週で入れ替わるらしく、常時4種類用意されているそうだ。グラス小（220ml）はハッピーアワーの対象だというので、リストの中から『よなよなエール』を選択（税込429円）。結果、自分が中学生なのか大人なのかよく分からなくなった。
・やればできる
オシャレでちょい意識高めな和食カフェ「chawan」。しかし工夫次第では、すたみな太郎みたいな使い方をすることも十分に可能だ。やりたいか、やりたくないかではない。できるのだ。まあ、そういう人はあまり「chawan」には行かないと思うが、ぜひ覚えておいてほしい。
参考リンク：chawan
執筆：あひるねこ
Photo：RocketNews24.
▼ご飯は白米の他に『じゃこごはん』と……
▼『キヌアごはん』を選ぶことができる。もちろんおかわり自由。
▼すたみな太郎がどうのこうの言いながら、ぶっちゃけタケノコを使った小鉢が一番ウマかったかもしれぬ。37歳だもの。
