
皆さんは「えご草」をご存じだろうか。新潟県の郷土料理「いごねり(えごねり)」の材料になる、モジャモジャした海藻である。
しかしこのえご草……いくら活用レシピを探しても、いごねり以外見つからない。
え、そんなに使いどころが限られてる海藻ってあります……? 言うても海藻なんだから、食べてみたら案外色々なものに合わせられるんじゃないの?
そんなわけで、えご草の新たな食べ方を模索してみることにした!
・4種類の料理にチャレンジ
ちなみにいごねりとは、えご草を煮詰めて溶かし、それを型に入れて冷やしたこんな感じの食べ物。
こんにゃくや ところてんのようなビジュアルで、口の中に入れると磯の香りがぶわっと口の中に広がる。海をダイレクトに感じる独特の風味は、どことなく沖縄の海ぶどうを彷彿とさせるぞ。
まずは、えご草を水でもどしてサラダに入れてみることにした。過去にこのサラダにわかめを入れてみたけど普通においしかったので、特に問題はないんじゃないだろうか。世の中には海藻サラダなんてものもあるしな。
実際に食べてみると……うん、いける! 味付けに使った塩と磯の味がマッチしていておいしい。
ただ、えご草同士がガッチリ絡み合ってしまっているため混ぜる際に少々苦労した。
塊になっているところを食べると「モサ……モサ……」とした食感が飲み込むまで口の中に残るので、サラダに使う際はあらかじめ細かくちぎっておいた方がよさそうだ。
次に、味噌汁に入れてみた。こちらも海藻料理の定番だ。ぱっと見はもずく汁みたいで、ビジュアル的にもそれほど違和感はない。さっそく飲んでみると……
えっ、全然いけるじゃん!
サラダの時は歯ごたえが半端なかったけれど、加熱されたせいか普通に歯でも嚙み切れる柔らかさになっている。独特の風味もかなり軽減されており、初めて口にする人でもこれなら食べやすいのではないかと感じた。
続いて卵焼きを作ってみる。同じ海藻であるひじき入りの卵焼きがあるんだし、案外いけちゃうんじゃないだろうか。卵2つを溶いて作った卵液にめんつゆと水で戻したえご草を投入して、そのままフライパンへ。
一見何の変哲もない卵焼きに見えるけれど、箸で割ってみると……
いる。しかし今回は思ったよりえご草の主張が少なく、塊になっている部分をかじったり箸で切る時に切りづらい箇所があったりして初めて「あ、なんかある」と判断できるくらいの存在感だった。味も意識して探さないと見つけられないほど。
普通の海藻と比べると食感や味にちょっとクセがあるかな~、と思っていたけれど、案外いろんな料理に使えるもんだなぁ。最後は切り昆布の煮物と同じ要領で煮物を作ってみよう。
しょうゆ・砂糖・みりん・酒・顆粒だし・水を鍋に入れて煮立たせ、にんじん・えご草・さつま揚げをさっと茹でたら完成。
うんうん、なんかそれっぽく作れたんじゃないか? さっそく口に運んでみると……
……
これはない、かな……
さっとゆでた程度のつもりだったのだが、どうやら加熱時間が長すぎたようでえご草がかなり溶けてしまっている。
口に入れるとどろっとした食感とえご草の風味が一気に押し寄せてきて、かなり上級者向けの仕上がりになってしまっていた。さつま揚げとにんじんはおいしいのに……どうして……
・大人しくいごねりにするのがよさそう
さて、思ったより色々な料理にも使えることが判明したえご草。味はそれほど気になることはなかったけど、モサモサした独特の食感があるため「絶対おいしいから食べてみて!」と誰にでもおすすめできるレシピは見つからなかった。
普段の料理に取り入れるなら、やっぱりわかめとか昆布みたいな一般的な海藻の方がいいかなぁ。
他の具材との混ぜ合わせやすさも、圧倒的にわかめや昆布の方に軍配が上がる。一歩間違えると最後の煮物のようにかなり人を選ぶ仕上がりになってしまうことからも、えご草は大人しくいごねりに加工していただくのが最適解みたいだ。
とはいえ、地元である新潟県の食材をまた1つ知ることができたのは大きな収穫だった。
少々癖の強いいごねりだが、原材料は100%海藻のため大変ヘルシー。県内の飲食店で提供されていることもあるため、もし機会があったら1度味わってみてはいかがだろうか。
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
▼企画中に撮影した写真を間違えて完全に削除してしまい買い足したため、記事中に登場するえご草の色が2色になっています。同じ色のものが見つからなかった……
▼煮物は冷やしたら固まって風味や味が落ち着いたのでなんとか完食できました
うどん粉














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