ライターを始めてから、商品紹介用の写真を撮る機会が非常に増えた。
常日頃から読者の皆さんには綺麗な写真を見ていただきたい！ と思っているのだが……実際に撮影をしてみると、綺麗に写真を撮影するのって案外大変だったりする。
背景に他の物が映らないようにしたり、光の当たり方を調整したり。自宅にスタジオでもない限り、一般家庭で快適に写真撮影ができる場所を見つけるのって案外難しい。
そんなわけで毎回苦労しながら撮影作業を行っていたのだが……ある日、そんな悩みを1発で解決してくれそうなアイテムを発見してしまった。
これさえあれば、もっと綺麗な写真を読者の皆様にお届けできるのでは……!? さっそく購入して使ってみることにした！
・撮影ボックス
こちらがそのアイテム、「撮影ボックス」。3COINSで販売されており、価格は税込880円だった。
セット内容はこんな感じ。ボックス本体、黒と白の背景シート、電源用のUSBケーブルが入っている。
まずはボックス本体を組み立てよう。3つのツメを組み合わせ、ボタンを留めると……
しっかりと自立する。
あとはUSBケーブルで横についているマイクロUSBポートと電源を繋ぎ、背景シートをセットしたら……
あっという間に小さな撮影スタジオが完成だ！
LEDライトが40個もついているというだけあって、ボックスの中は申し分のない明るさだ。これならどんな形の物にもまんべんなく光が当たりそう。さっそく撮影してみると……
……いいのでは!? ただボックスの中に置いてシャッターを切っただけなのに、ちゃんとしてる感が段違い!!
試しに同じポケモンカードを撮影して比較してみた。左がボックスの中で撮影した写真、右がいつも使用している布の上で撮影した写真だ。
こうして並べてみると、鮮明さが全然違うな～。周りが明るい分ホログラムの反射が抑えられており、カードの絵柄が大変見やすくなっている。
色味もボックスの中で撮影した写真の方が実際に自分の目で見た時のものに近く、間違ったイメージをお届けしてしまうこともなさそうだ。
・サイズは2種類
自宅でこんなにいい感じの紹介写真が撮れるなんて……革命が起こった気分だ。使わない時はコンパクトに畳んでおけるのも便利だな～。次はスマホを横にして撮影してみよう。
……あれ？
カメラに映る範囲が思ったより広く、ツメが重なってできた線や後ろの穴がガッツリ見えてしまった。な、なんか一気に撮影の裏側を覗いている感が出ちゃったような……
白背景に交換してみても、やっぱり縦写真と比べると写真としての完成度は劣ってしまっている気がする。
ポケモンカードやアクセサリーなどのかなり小さめのものであれば横撮影もできるけれど、本など少し大きさのあるものはボックスに入っても縦撮影限定になってしまう可能性が高そうだ。
写真を撮影するためには意外と広いスペースが必要なんだなぁ。もう少しボックスのサイズが大きかったら、横撮影もできそうなんだけどな～……
──などと思っていたのだが、よく確認したらちゃんと大きいサイズも販売されていた。私がサイズに種類があることを完全に見落としていただけだった。愚かすぎる……
今回購入したのはMサイズの撮影ボックスで、幅が約23cm、奥行きが約24cm、高さが約22cm。それよりひとまわり大きなLサイズの撮影ボックスは幅が約30cm、奥行きが31cm、高さが約32cmあるらしい。
これだけのサイズがあれば、そこそこ大きい物でもゆったり撮影することができそうだな。箱が大きくなるのに伴ってお値段も税込1650円と約2倍になってしまうけれど、「大は小を兼ねる」とも言うし迷ったらLサイズを購入しておけば困ることはなさそう。
最近はメルカリなどのサービスを利用して誰でもお店が開けるようになっているので、ライターのような仕事をしていなくても商品紹介の写真を撮影する方は多いのではないだろうか。
この撮影ボックスは、そんな方々の頼もしい味方になってくれること間違いなしだ。筆者も今後大いにお世話になる予感がする。
880円（もしくは1650円）で、誰もが綺麗に写真を撮れるようになる3COINSの撮影ボックス。是非1度試してみてはいかがだろうか。
参考リンク：3COINS
執筆：うどん粉
Photo：RocketNews24.
▼LEDは結構むき出しになっている。最初は壊しそうでマイクロUSBを接続するのもちょっと怖かったけど、慣れてくるとためらいなく挿せるようになった
▼縦撮影ならうまくトリミングすれば、それなりの大きさでも背景が綺麗に映るぞ
▼大きすぎると背景シートをかけるツメが見えちゃうので注意
