以前冨樫記者が取材し、完全再現過ぎる『うどんそば自販機パウンドケーキ』で我々を驚かせてくれた道の駅あきた港 ポートタワーセリオン。
2022年5月現在、さらにパワーアップし、もはや “うどんそば自販機の聖地” と言っても良いほどの進化を遂げていたぞ! 注目の新商品はなんと、つゆの味を完全再現したソフトクリームだ!!!!
・つゆ味ソフト(税込430円)
うどんそば自販機コラボのソフトクリームが食べられるのは、道の駅あきた港にある屋外店舗、新藤冷菓。
その名も『つゆ味ソフト』は、トッピング(天かす、えびせん、七味)ありが税込430円、トッピングなしが380円だ。
せっかくなので今回はトッピングありで注文してみた。
筆者は子供の頃からソフトクリームが作られる様子を眺めるのが好きだ。「あれ、自分のアイスなんですよ~」と誰かに自慢したくなるような高揚感がある。
天かすをかけて、
えびせんを刺したら、
仕上げの七味は自分でかけさせてもらえたぞ!
ジャジャーン! これがうどんそば自販機コラボのつゆソフトクリームだ!!!!
アイスの目が細かく、まるで麺のような見た目なところが再現度高いな!
おまけに持ち手の紙にはお馴染みのマークが! 細かい所までこだわりを感じるぜ~!!
・溶けやすいので要注意
まずは写真を撮影したり 眺めたりとノンビリ楽しんでいたのだが、すぐに気持ちは焦りに変わった。
なぜなら……このソフトクリーム、溶けやすいな!?
取材当日は気温13度の雨天と涼しい日だったのだが、みるみるうちに表面が液体と化してきた。一般的なバニラソフトクリームと比較するとゆるっと柔らかいため、特に夏季に食べる方は注意した方が良さそうだ。
肝心の味は、甘じょっぱクリーミーで旨い! 醤油でも塩でもなくしっかりと出汁・つゆの味があるのが特徴だ。鰹節などの出汁がミルクとまったくケンカしていないのは不思議である。
トッピングの天かすのサクサクした食感もギャップがあって非常に良い。もちろんえびせんも。一見アイスには合わないトッピングなのだが、出汁味と見事にマッチしていた。
・本物のうどんも買ってみた
せっかくなのだから、本物のうどんも食べてみたい。そう思ってうどんそば自販機を見に行ってみたのだが、
残念ながら……
完売してしまっていた。どれだけ人気が高いのかがよくわかる。
しかし落ち込む必要はない。道の駅あきた港内にある土産物店にて持ち帰り用のうどんパック(税込270円)を購入することができるのだ!
なんと自販機と同じカップ、麺、つゆ、天ぷらを使用しているという完全再現商品。お土産にも喜ばれそう。
また、よく見てみると、売り場にはこれでもか! と言うぐらいにうどんそば自販機グッズが並んでいる。
これらはすべて、道の駅あきた港オリジナル商品。うどんそば自販機への強い愛が伝わってきた。
・同じ出汁の味がする!
持ち帰り用うどんを開封してみた。
中に入っていたのはうどん、天ぷら、七味唐辛子、麺つゆ(濃縮)の4点。
まずは熱湯を入れてうどんをほぐし、一旦湯を捨てる。
つゆを入れて熱湯をかけ、好みの濃さに調整し、
トッピングをすれば、完成だ!
まずはサクサクの天ぷらをいただき!
軽くつゆをかぶった天ぷらには古き良きドライブインの食堂みたいな味わいがあって、筆者はかなり好きだ。
イカフライみたいな味がしたのだが、原材料にはイカは含まれていなかった。不思議だ。
食べかけの写真で申し訳ないが、しっかりとつゆに浸してふやかした天ぷらもたまらない~!
さっぱりしたつゆを味変するのにも良かったぞ。
うどんの方は、ソフト麵を思い出すような柔らかさ。ほっこりと懐かしい気持ちに浸ることができた。
つゆを飲んだ時には思わず「これはソフトクリームの味!」と驚いてしまった。
本来は逆なのだが、そんなことはどうでも良くなるぐらいに同じ出汁の味と香りを楽しむことができた。本家とソフトクリーム、両方楽しんでこそのコラボ商品なのかもしれないな。
参考リンク:道の駅あきた港 ポートタワーセリオン
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
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▼新藤冷菓のもうひとつのオリジナルソフトクリーム、ババヘラアイスソフトクリーム(税込330円)。秋田名物ババヘラアイスの美味しさそのままに、よりクリーミーで柔らかに仕上がっていた。
▼ふたつ並べるとオモチャみたいで可愛い!
▼うどんそば自販機コラボのお菓子はソフトクリーム以外にもある。まずはキャンディー、(税込324円)
▼プリン、(4個入り税込1080円、8個入り税込2300円)
▼そして、最後が冨樫記者も食べていたパウンドケーキ(税込1080円)だ。
▼ちなみにセリオンタワーとは、道の駅の上に伸びる高さ143mのタワー。
▼地上100mの展望台からの眺めは抜群だ! なんと入場無料!!
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