様々なガジェットが付録として付いてくる、ビジネスパーソンのためのライフハックマガジン『DIME』。変わったアイテムがお安く手に入るということもあり、毎月楽しみにしている方も多いことだろう。
当サイトでも気になるものを何度か紹介してきたが、さすがに今回の付録にはこれまで以上に驚かされた。2022年5月12日に発売された『DIME』7月号に付いてきた付録は、まさかの「ワイヤレス充電器」なのである。
ここまでくるともはや何がメインかわからなくなってくるな。付録込みで1140円という驚きの値段設定であるが、この充電器……ほんとにちゃんと使えるのだろうか?
・DIME「Qi対応10Wワイヤレス充電器」
ワイヤレス充電器とは、ケーブルを繋がずスマホを置くだけで給電してくれる充電機器のこと。ケーブルを抜き差しする手間がなく、1台あれば対応しているデバイス全てに使えるため、ここ数年でかなり普及してきたように思う。
DIME付録の「Qi対応10Wワイヤレス充電器」も、機器上にスマホを置くだけで即チャージしてくれるらしい。「Qi(チー)」とはワイヤレスの給電規格のことで、iPhoneやGALAXYなど有名どころのスマホは大体対応している。
そのため、iPhone勢とAndroid勢が入り交じっている家庭なんかでは、ケーブルのタイプを気にせず色々なデバイスでシェアして使うことができるのだ。Qi規格にさえ対応していればスマホだけではなくイヤホンなども充電できる見たい。使いこなせたら便利だよね。
箱から出してみると直径10cmとかなり小さめ。薄型のため重さも約65gと軽く、かなりスタイリッシュな印象だ。
見た目は好みだが、問題は機能性。こういうデバイスって安いとしょぼいことが多いからなぁ。ましてやこのワイヤレス充電器は雑誌の付録。あまり期待せずに検証していこうじゃないか。
・きちんと充電はできるのか!? 検証スタート!
さっそくスマホを充電してみることに。持っているスマホのケーブル差込口が熱で変形しちゃってたから、ちょうどワイヤレス充電器を試してみたかったんだよね。
充電器の黒い部分にスマホを置いてみると……
ライトが赤から青に!!
そう、この充電器のイチオシポイントはライトの色で充電状態をお知らせしてくれること!
通電状態では赤色点灯、充電中は青色点滅、充電完了は青色点灯と、ライトの色と付き方で今スマホがどんな状態なのかを知ることができるのだ!
そして、気になる充電機能については、全く問題が無いことが判明! きちんと充電されてるし、スピードに関しては「速い」とは言えないが、特段「遅い」といったこともない。
所持していた古いGALAXYをノーバッテリーの状態からフルまで充電してみたのだが、かかった時間は3時間ほどだった。
計測器や電気関連の知識が無いため詳細については言及できないのだが、体感的にはケーブル充電の方が速いかなという感じ。ただ、ワイヤレスでも1時間で35%くらいは回復したので、遅くてイライラするということは特に無かったな。
充電しながら作業したい場合や、1分1秒でも早く充電したい場合にはオススメできないが、時間に余裕があるのならなんの不自由も無く使えるクオリティである。そもそも雑誌込みで1140円なのに、市販のものと遜色なく使えている時点で大健闘だ! 当たり付録ですよこれは!
・オマケとは思えない完成度
あまり期待せず使ってみたのだが、思ってたよりしっかりしていてビックリ。サイズも小さくデザインもオシャレなので、場所を問わず使えるのが嬉しい。複数のデバイスを使い分けたいときや、いざという時のサブ機として活躍してくれそうだ!
雑誌自体の内容も「資産運用」や「お得なクレジットカード番付」など、社会人なら気になる情報が盛りだくさんであった。この内容で約1000円は破格すぎるので、見つけたら買って損は無いだろう。ワイヤレス充電器を使ったことない人のお試しとしても良いかもね!
参考リンク:@DIME
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
▼裏には滑り止めが付いてるので、少し斜めのところでも使えるよ