ロケットニュース24

【実録】新型コロナを発症した話 / 2日目「Amazon抗原検査キットの罠」

2022年3月10日

全然眠れねェェェーーーー! 寝入る度に痰が詰まって「カハッ!」と目が覚めてを繰り返していたら気づけば朝になっていた。こんなに辛い日曜日の朝があっていいのだろうか

それでも気絶するみたいに寝た効果か、熱は38℃弱まで下がっている。低くはないが、1日目の39℃の世界を知ると、もはや平熱だ。伊達にあの世は見てねぇぜ。さて、そんな2日目はついにAmazonで注文した抗原検査キットが届くぞ。待ってましたァァァアアア!!

・選択を間違ったかもしれない

なぜ、市販のキットにそこまでテンションが上がるかと言うと、シンプルに辛すぎたからだ。どうやったら検査してくれるか分からないってめっちゃ辛いぞ。っていうか、昨日は救急車を呼ぶべきだったのかもしれない。

もし、隣人が昨日の私みたいになっていたら私は救急車を呼ぶだろう。個人的には救急車を呼ぶ判断って本当に難しいと思うが、他人に当てはめたら自分はどう行動するか考えてみるってのはアリかもしれない。

・2日目の体調

さて置き、幸い今日は、前述の通り熱も下がっており、息苦しさもなくなっている。喉から胸の辺りはめちゃくちゃ痛いし、目まいと頭痛は相変わらず半端ではないが、それでも昨日よりは全然マシだ

昼くらいになると普通に寝落ちできるようになったので、そのまま1日寝ていると、夕方に注文していた抗原検査キットが届いた。

・注文した検査キット

注文したのは「VERI-Q ベリキュー 新型コロナ抗原検査キット(税込み1980円)」。オミクロン、ステルスオミクロン含む各種変異株対応のものらしい。何かにこだわったというより、Amazonで「コロナ 検査」で検索して上の方に出てきたヤツをそのまま買った。

実際、自分が検査キットを必要とする立場になって気づいたが、こういった検査キットを探している人が重要視するのはコスパじゃなくて、いかに早く届くかと正確性だと思う。

で、正確性なんてものは商品ページをいくら見ても分からないものだが、今回はくしくもその判断材料の一助にはなるかもしれない。なにせこの後、病院でPCR検査もするから。ちなみに、今の体温を計ってみたところ37.3℃になっていた。

・検査キットが示す結果は

もうピークアウトしたくさいが、はたして「VERI-Q ベリキュー 新型コロナ抗原検査キット」はどういう反応を示すのか? 検査キットを反応させて20~30分の状況が正しい結果なのだというが……こ、これは……


陽性……

……なのか


説明書によると、C部分にラインが出て、T部分に識別可能なラインが出た時点で「陽性」のようだ。Tのラインは薄い場合もあるっぽい。しかし、私の結果はいくらなんでもTが薄すぎる気がする

・迷宮入り

色がついてないから最初は1本かと思ったし、光の加減でやっと跡形みたいなのが見えるレベル。ラインが出てると言えるのかこれ。

識別できずにスルーする人結構いそうな薄さだし、会社の人に「陰性でもこれくらいは出ちゃうんです」と言われても納得しちゃいそうな感じっていうか、みんなが識別できる濃さってどれくらいなのかっていうか、そもそも識別って何? ちょっとよくわかんなくなってきた

というわけで、私の経験不足により抗原検査キットでは陽性かどうかわからなかった。まあ、どんな便利な道具も使うのは人間ということである

・病院に電話した結果

さて置き、正確なことを知るには、どのみち病院で検査するしかない。そこで近所の総合病院に電話してみたところ、どうやら今日の検査は無理なようだ。

日曜日なので救急の人が電話に出たわけだが、救急班ではPCR検査がどう行われているかが分からないらしい。明日の受付時間内にまたかけなおすことになった。

というわけで、2日間できることをやってみたが、コロナかどうかはまだ分からない。しかし、熱が下がってきた分、体調がずいぶんマシになったのは救いである。明日はついに病院や行政が開く! やっと正式な検査ができる……のか? 3日目に続く

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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