サウナといえば「整った〜!」であるが、趣味でキックボクシングをしている私にとってのサウナといえば、ずばり「減量」に他ならない。試合前には、どれだけ汗を流して、どれだけ体重を落とすかの戦いがある。
そんな減量のためにもサウナにはチョイチョイ行っておきたいなァ……と思っているのだが、いかんせん近所に無いのでメンドクサイ。家にサウナがあったら最高なのになァ……。あ、あった! Amazonに売っていた〜!
・17999円
私が購入したのは「KOVFBRO 家庭用 サウナ スチーム ボックス (以下略)」なる商品。Amazon価格は17999円。これひとつでスチームサウナができるらしいが、レビューがひとつもないので少し不安。よしゃ、オレが先陣きったろ! ポチ。
〜約1週間後〜
謎の箱が我が家に届いた。開けてみると……
あッ、サウナか!(←忘れてた)
──と、ここでまず第一の絶望を味わうことになる!
なんと、プラグが……
3本……!!
幸い、ウチには3本プラグが入るタップエリアもあるので問題ないが……と思いきや!
しっかりとプラグ変換アダプタが入っていたので無問題(モーマンタイ)。てな感じで、箱の中に入っていたのは……
テント、本体、説明書、リモコン……などであるが、ここで第二の絶望を味わうことになる!
説明書、すべて英語なのだ……!!
が!
文明の利器、「Google Lens」アプリを使えば、この紙に書いてある英語も1発で日本語になるから便利な世の中になったものよ……。
\ホイッ!/
……ふむ、なんとなくわかったぞ。
まずは……
このテントを……
バサッと……
組み立てるでしょ。
そんで、穴に部品を入れて、
蒸気が出てくる「ハーブボックス」なる部品を繋いで、
その逆に「スチームジェネレーター」を繋いで、
ダイソーで買ってきた椅子を中に入れたら準備OKであろう。なお、サウナボックスの床部分(内部)にはタオルを敷いておいた方が良いぞ。あとあとビショビショになるからね。
んで、「スチームジェネレーター」にお湯(水でもいい)を入れて……
スイッチONしたらグツグツと中のお湯(水)が加熱され、やがて沸騰するという仕組みである。そんで沸騰した蒸気がホースを伝って「ハーブボックス」まで届いて、テントの中はスチームサウナ状態に!……てな塩梅。
なお、左側2ケタがタイマー、右側1ケタの数字がスチームの強さ(温度)であると思われる。たぶん。ともあれ、ONしたら数字が表示されて加熱開始となるので、一度ONしておけばOKだ。
なお、入る前に、パンイチ状態での体重を量ってみた。スタート時は66.75kg。ここから汗を出して、どれだけ体重を落とせるかの勝負とす。
それでは、行ってきます!
……まだかな……
ん?
よく見ると、縫われていないところがある。これだから中国産は……なんて思いながら、
しばらく待っていると……
20分ほどした頃だろうか、ブクブク……という音がしてきて……ものすごいプラスチックとゴムのニオイがしたと思えば……
シューッと蒸気が!
キタキタキタキタ〜〜〜〜ッ!
けっこうスゴイ!
開始5分で……
このありさまよ!
なお、中の温度や湿度はどうなっているのかというと──
湿度は100%超えの、温度は34度。死ぬほどムンムンしているタイのバンコクみたいな暑さである。
んで、本当は1時間ほど入っていようと思ったのだけれど、どうしても暑くて暑くてタマらなくなり……
30分でギブアップ!
シャワー浴びて、体の水分を拭いて、新しいパンツをはいて、サウナ前と同じ状態で体重を量ってみたところ……
65.60kg! つまりマイナス1.15kg! たった30分で1リットルもの汗が流れたのだ。30分で約1kgなら、1時間なら2kg減はイケる計算。家庭用サウナとしては上出来だろう。
なおその後、パンイチの私はベランダで外気浴をした。「次は水風呂も用意しておこう」と心に誓いながら。
なお後日、水風呂も用意して “整った〜” に挑戦したが、温度の低いスチームサウナだからなのか、水風呂が寒すぎて整いどころではなかった。その後、「スチームサウナ → 水風呂ナシの外気浴」したら、けっこうそこそこ “整った〜”。
それはさておき、気になる後片付けも、
ホースを外して、部品を干して、
テントを拭いて、テントを干して、
「スチームジェネレーター」からお湯捨てて、これまた外に乾かしたら……
ハイ終了! 思ったよりも楽だし、思っていたよりもコンパクト。整えたい時や、体重を落としたい時、家でこいつを広げてまた「家サウナ」に入ろうと思う。1時間入ってりゃ2Kg落ちるし! さ〜て、何か食べるか!!
参考リンク:Amazon「KOVFBRO 家庭用 サウナ スチーム ボックス スウェット ストリーム ルーム カーン 一人 フォールディング サウナ テント110V 2.8L 1.5KW 黒」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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