生活雑貨や衣料品を扱う無印良品が、このところ飲食に力を入れている。東京・大阪を中心にカフェを展開し、日替わり弁当の販売も行っているのだ。
そしてさらに2022年1月、出来立て総菜の量り売りや定番のレトルトカレーなどを温めて販売する「MUJI Kitchen」をオープンした。実際に利用してみると……これは罠だ! 無印の罠だ!!。
・食品に力を入れた店舗
MUJI Kitchenは無印良品(良品計画)本社1階の「MUJIcom 東池袋」に併設している。
このお店は地域密着型小型店と位置づけられており、日用品・掃除用品・生活必需品などと共に、店内料理の弁当や総菜などの食品も多数販売している。
目玉商品の1つが弁当だ。日替わりでおかずが変わるのり弁・混ぜご飯弁当は1つ税込500円で販売している。
そのほかに、やきいも(1本税込250円)や米の量り売りなど、従来の店舗にはない食品も扱っている。
・総菜とレトルトバー
総菜の量り売りも新しいサービスのひとつだ。から揚げやコロッケ、メンチカツや……
サラダやラタトゥイユなどの総菜を100グラム税込290~360円で販売している。ちなみにコロッケは1個税込120円、メンチカツは1個税込190円だ。
さらには無印の定番レトルトカレーなどをその場で温めて提供する「50種のごちそうレトルトバー」もあるぞ!
レトルト単品購入はもちろん、+税込180円でご飯をつけることも可能だ。ご飯は白米か雑穀米のいずれかを選ぶことができる。イートインスペースがあるのでその場で食べても良いし、持ち帰って家や職場で食べても良い。
職場で湯せんできない人は大助かりだよね! 昼食ついでに味見するのにも良いかも。
・頼み過ぎてしまった!
購入したのは、季節のリーフ野菜とひじきのサラダ(100g税込290円)、マスカルポーネとローストアーモンドのポテトサラダ(100g税込290円)、ざくざく和牛コロッケ、ざくざく和牛メンチカツ、それにレトルトのバクテーセット(税込530円)である。
合計金額1471円、こんなに食べるつもりじゃなかったのに買いすぎてしまった。だって美味しそうだったんだもん! これは罠だ、食い過ぎてしまう罠だろ! 無印め、食わせに来てやがるな……。
まずはサラダから食べるとしよう。無印と聞くだけでなんだか身体に良い気がしてしまう。実際に味付けは優しく、素材の持ち味が生きている。……と思う。
とくにポテトサラダはじゃがいもの自然な甘さと食感が良くて、久々に美味いポテトサラダに出会った気がした。
コロッケもメンチカツも薄衣ながら食感はザクザク! 歯ざわりが良くて病みつきになりそう。
そして最後にバクテー。無印のレトルトというとカレーばかり食べてしまうので、バクテーに初挑戦!
スターアニス(八角)の香りが強く食欲をそそられる。湯せんで温めただけなのに本格的な味わいだ。美味しいのはカレーだけじゃなかった! ということはほかにも知られざる美味しさがあるのかも。こりゃ、50種のレトルトを全制覇してみたくなってしまうな。
ということで、食品に注力した無印の実験的店舗は今後増えていくのだろうか? 地域密着店なので、地域ごとに特色が出ると面白いかもしれない。
とにかくMUJI Kitchenでは頼みすぎに注意。私のように食べすぎるなよ……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 MUJIcom 東池袋
住所 東京都豊島区東池袋4-26-3
時間 8:00~20:00 土日祝11:00~18:00
参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24