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【福袋2022】宝島社から初登場の『雑誌のランダム福袋(ふろく付き)』を購入した結果分かった たった1つのこと → 「井川遥でいくしかねぇ!」

2021年12月29日

「ふろくが本体で雑誌はオマケ」と揶揄されることもある昨今のファッション雑誌事情。豪華ふろく付き雑誌を購入したい気持ちはあるが、種類が多すぎて何を買ったらいいか分からない……という人も多いのではないだろうか? ズバリ私がそうです。

幅広い世代の女性向け雑誌を出版する宝島社は今年、『雑誌がランダムに入った福袋』を発売。定価1000〜1500円ほどの雑誌が3冊セットで、価格は1200円(税・送料込)だ。もちろんふろくも付いている。う〜む、新品とはいえ古雑誌なワケで……これってどうなんでしょ??

・2セット買ってみた

宝島社が今年発売する福袋は4種類。中でも私は世代的にマッチしそうな『リンネル福袋』と『ビューティー福袋』をそれぞれ購入してみた。

まず『リンネル福袋』はその名のとおり、雑誌『リンネル』のバックナンバーが3冊。一番古いものは2020年7月号だ。しかし内容を確認したところ、どうやらこれは「暮らし」がテーマの雑誌らしい。ファッション誌と比べれば、情報の古さはさほど気にならなかった。


そしてお待ちかね、リンネルのふろくは以下の3つだ。


『ムーミン×フィンレイソン 保冷バッグ&ランチョンマットにもなる保冷ポーチセット』(2020年7月号)
『ムーミン×フィンレイソン ステンレススープボトル』(2020年12月号)
『ひつじのショーン マグネット付き電子メモパッド』(2021年5月号)


何を隠そう、私は大の『ムーミン』フリーク。保冷バッグ&ポーチの図柄に関しては、かわいらしくて非常に評価できる。

が……「日常生活で使うか」と問われれば、やや厳しいと答えざるをえない。なぜなら保冷バッグは粗品の定番であるうえ、1人暮らしの身の上ではほぼ使うチャンスがないからだ。ピクニックに出かけがちなご家庭であれば、あるいは重宝するのかもしれないが……。

ステンレスボトルもまた然り。倹約家のOLでもなければ、持て余す可能性が高いといえるだろう。カワイイんだけどね!

そして何を隠そう、大の『ひつじのショーン』フリークでもある私。メモパッドもデザインは申し分ない。

付属のタッチペンを使ってメモ帳がわりに。ボタンを押せば……

パッと消える! スゴイ!!! 買ってまでは欲しくないが、オマケなら喜んで使おう。


・続きまして……

続く『ビューティー福袋』の触れ込みは「ビューティー系の雑誌3冊入り」というもの。てっきり複数のタイトルが混入しているのかと思いきや……

3冊全て『& ROSY(アンドロージー)』なる雑誌だった。こちらはファッション誌ということもあってか、全て2021年に発売された号。気になるふろくは以下のとおり。


『ロクシタン ファイブハーブス リペアリング ヘアミルクセラム』と『上質ショッピングバッグ』(2021年1月号)
『アディクション マルチポケット トートバッグ』と『化粧品サンプル3種』(2021年3月号)
『RMK コスメたっぷり収納ミニバッグ』(2021年5月号)


なんと! 私がファンデーションを愛用している『RMK』のふろくが付いてるゥ!!!!!

……と思ったら、化粧品じゃなくてRMK印のバッグか。

マチを広げるとかなり広め。確かにこれならコスメが大量に収納できそうである。欲しいというほどではないが、あるなら使おうかな……ってレベル。

続くロクシタンは……ああっ!? まさかのハンドクリーム付き!? ふろくの粋、超えちゃってんジャン!!!

……と、思ったらヘアトリートメントか。まぁエコバッグもオシャレだし、個人的にはこれが今回最大の「アタリのふろく」だった気がする。

『アディクション』のバッグ……は、悪くないが使い道もない。


・大きな思い違いをしていたのかも

結果として今回6種類のふろくの中で、「いらない雑誌を買ってでも欲しい」と思えるものはひとつもなかった。

もちろん運の要素が絡んでくるものではあるが、ふろくだけを目当てに福袋を購入するくらいなら、確実なふろく付き雑誌を定価で購入したほうが結果としてお得……という気もする。

しかしながら……あえて私は同世代の女性たちに、宝島の福袋をオススメしたいと思う。

思い起こせばハタチ前後に愛読していた『egg』と『小悪魔ageha』以降、ファッション雑誌に関する知識が更新されぬまま30代を迎えてしまった私。たまに雑誌を手に取ろうにも、どれを選べばいいかトンと分からぬ中年に成り下がっていた。

そこへきて今回なりゆきで『アンド ロージー』を熟読した結果、私は「今後自分が目指すべきは井川遥」という気づきを得ることができたのだ。最新の雑誌をランダムで選んでもらえて、おまけにふろくも付いてくる……そういうことなら1200円は決して高くない、と思うのである。

「ファッション誌のメインはふろくではなく雑誌」という、当たり前で大切なことを気づかせてくれた宝島の2022福袋。2021年12月28日現在、公式通販サイトではまだ在庫があるようだ。「なんかいい雑誌ないかな〜?」って探してる女子、複数購入がオススメだぞ!


【追記】2021年12月30日13:15
記事公開後、宝島社より「梱包漏れがありました」との連絡が。それによると、本来は上のセットに加えて『AVEDA ニュートリプレニッシュ3点セット』も入っているようです。


参考リンク:宝島CHANNEL
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼梱包に漏れていた商品は後から送られてきた

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