フレッシュネスバーガーといえば、日本のハンバーガーチェーンの中では大人向きと言っていいだろう。ポップというか、洗練されているというか、落ち着いているというか。マクドナルドが渋谷だとしたら、恵比寿のような立ち位置と言っていいかもしれない。
そんな大人なフレッシュネスが、一部店舗でアホになっている。え? と思ったかもしれないので、もう一度言おう。フレッシュネスが、一部店舗でアホになっている!
どのへんがアホかというと、まずネーミングがアホである。その名も……
ホームランバーガー(1500円)
名前だけでデカそうな雰囲気が漂っているが、まるで学生が部室で決めたようなノリ。特徴はなんといっても4枚重ねのパティで、とにかくデカい。
「フレッシュネスさんもそんなことやるんですね。てっきり、そこはロッテリアさんの守備範囲かと思ってました」となった人は多いだろうが、冒頭に記載しているようにこれは店舗限定。というか、購入できるのは日本で1ヶ所だけだ。その店舗があるのは……
神宮球場である。
球場の中に入らないと入手できないので、なかなかレアな代物。ただ、購入して実物を見ると、別の意味で「レアだな」と感じることになった。どういうことかというと……
デカ盛りバーガーなのに美しいのだ。
基本的に、ハンバーガーチェーンのデカ盛り系バーガーだと こうはならない。パティを詰め込んでいる分、レタスやソースがはみ出し、メニュー写真と比べたら別物かってくらい雑になっているもの。
──と思っていたので、フレッシュネスの『ホームランバーガー』もビジュアルは全く期待していなかったのだが……
美しい!
メニュー写真と見比べても……
ほぼ遜色なし
チェーン店のデカ盛りバーガーでこれは奇跡と言っていいかもしれない。グルメバーガーなどを販売している個人店ならまだしも、そこは大量の客が一気にドッと来る球場内のチェーン店。普通に考えたら、もっとクシャっとしているはずなのに……!
やはりフレッシュネスはフレッシュネス。デカ盛りに手を出しても、品を失わない。どれだけ肉々しい味だろうとも、「ハンバーガーっていうかほぼハンバーグやないか!」って気持ちにさせようとも、見た目はエレガント。さすが恵比寿的立ち位置のハンバーガーチェーンである。
・神宮以外にも限定バーガー
ちなみに、フレッシュネスの公式サイトを見ると、限定バーガーは神宮球場以外でも販売されている。たとえば、福岡のPayPayドームでは『ビッグギータバーガー(1300円)』や『かやま〜さんスパムバーガー(ダブル / 850円)』なんてものも。
他にもご当地限定バーガーが結構あるようなので、気になる人は確かめてみてくれ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 フレッシュネスバーガー 神宮球場店
住所 東京都新宿区霞ヶ丘町3-1明治神宮野球場 13入口売店
参考リンク:フレッシュネスバーガー「ホームランバーガー」「ハンバーガーメニュー」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]