なぜ我々は「うんち」に心踊らされてしまうのだろうか。小学生までかと思っていたが、大人になった今でもその求心力は変わらないようだ。
うんちという言葉だけで楽しくなれるし、道端にブツが落ちていれば思わず2度見してしまう。そんなどうしようも無い人間はきっと私だけじゃない……と信じて紹介しよう。
単刀直入に言うと、ほっかほかのうんちを作って食べられるクッキングトイが爆誕したのである。その名も「わっしょい うんち焼き(税込1430円)」。食事の場では忌避すべきうんちを、むしろ作って食べてやろうというかなりぶっ飛んだ商品だ。
新しいブームが生まれる瞬間に立ち会ってしまったな。うんちパーティー(1人で)開催だぁぁぁぁぁ!
・レッツうんちクッキング
材料はうんち……ではなく、ホットケーキミックス。今回はコストコで買ってあったパンケーキミックスを使用。
まずはプレートを3分ほど予熱。プレート全部を使うと、1回で6個の立体うんちができるとのこと。
全体に油を引いて生地を7分目まで流し入れる。この7分目というのがなかなかに難しい。入れすぎると溢れるし、少ないと上手く形づくれない。手早くやらないと先に入れたうんちがどんどん焼きあがってきてしまう。
3分ほど焼き、ひっくり返して隣のうんちとドッキング。なんだか斑模様の不格好なうんちだなぁ。
半身がそれぞれ大きすぎるのが原因だろう。ホットケーキミックスの膨らみを甘く見てしまった結果、綺麗なうんちには程遠い仕上がりに。違うんだよ……私はアラレちゃんが持ってるような美しいうんちが作りたいんだよ……!
・何事も経験。2回目のチャレンジ
ということで再挑戦。先ほどの経験をいかし、少なめの生地でじっくり時間をかけて焼いていく。説明書には2分半とあったが、5分くらい焼いてみたぞ。さぁ、どうだろうか……
結構いいんじゃない? 綺麗な小麦色のうんちだ。マットな質感が美しい。
だがしかし、こいつには無いのだ。うんちの1番大事な部分、先っちょが。ソフトクリームもうんちも絞り出した〆のこの部分が1番重要だろう。こんなんタコが入ってないたこ焼きと同じである。ここで妥協するわけにはいかない……!
・うんちと対話しながら3回目の挑戦
より高みのうんちを目指して泣く泣く3回目のチャレンジへ。もうそろそろ胃袋が限界である。
今度は生地を入れる際にしっかり先っちょを意識。焼き加減も念入りにチェックし、神経を尖らせ傷がつかないように丁寧にひっくり返す。そして、試行錯誤ののちできたうんちが……
これだっ! ドヤァ!
若干上部に焼きムラはあるものの、ツヤっとした綺麗なうんちだ。ひかえめな先っちょがなんとも可愛らしい。数を重ねるごとに段々とコツを掴み、3回目にしてようやく合格ラインの見た目をしたうんちを作り出すことができた。
だが残念なことにこのうんちは半身である。立体的なうんちを作るのは思いのほか至難の技であり、境地に至る前に先に自分の胃袋と気力の限界が来てしまった。
うんち焼きを極めるのはなかなかに険しい道のりだった。簡単に理想のうんちは作れないがその分やりがいがあるというもの。友達と集まれないこのご時世、1人でじっくりうんちと向き合ってみるのもまた一興なのかもしれない。
参考リンク:堀商店
執筆・イラスト:まろ
Photo:RocketNews24.
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▼正直うんち焼き舐めてました。綺麗に作るのめちゃくちゃ難しい。
▼みんなで作ればパーティーで盛り上がるのは間違いなし! 8月15日時点では入荷待ち状態だったので、欲しい人はこまめに堀商店のHPやSNSをチェックするとよいだろう。
▼カラフルなうんちもできるよ
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