トロける卵黄は世界を救う! どんなにささくれだった気分も半熟卵を食べている瞬間だけは忘れられる。舌に広がるまろやかさが世界もまろやかにしてくれるのだ。半熟に勝るものなし! 全ての卵を半熟に!!
そんな私(中澤)のような半熟卵原理主義者にとってセブンイレブンの『とろっと卵黄の半熟煮たまご(税込み162円)』が最強であることは以前の記事でお伝えした通り。あれから何回食べただろうか。何回食べても飽きない。マジ最強。しかし、ただ1つ気になるところがあって……
・つゆが余る
『とろっと卵黄の半熟煮たまご(以下、半熟煮たまご)』はつゆに浸された状態でパッケージの袋に入っている。つゆはめんつゆを甘くしたような味で美味しいのだが、なみなみと入りすぎていて最後には必ず余るのだ。飲みきるには味が濃すぎるこのつゆを有効的に活用できないものか。
・炊き込んでみた
そこで思いついたのが、ロケットニュース24伝家の宝刀・炊き込みご飯である。次郎系ラーメンから豚の頭まで、困ったらとりあえず米と一緒に炊いてみるのがロケット魂。というわけで、米1合に半熟煮たまごひと袋のつゆを全部炊飯器に入れてみると……
ちょっと水を足しただけで1合になった。神が「これで米を炊け」と言っているようにしか思えない。というわけで、スイッチオン!
そして、炊きあがったご飯がこちらになります。
・食べてみた結果
立ち込める醤油系つゆの香りが語りかけてくるようだ。「わて、仕上がってまっせ」と。ご飯を混ぜてみると、お焦げもバッチリついていてウマそうである。見た目は完璧!
食べてみたところ、コクのあるつゆの味はご飯との相性が抜群だ。が、やや味が薄めな気もする。もう1つパンチが欲しいというか。まあ、袋に入っているつゆを入れただけという手軽さを考えると十分な味なのだけど。と、炊き込みご飯単品で食べた時はそう感じたわけだが、この後、そんな感想は180度裏返った。マジかよ……
半熟煮たまごと一緒に食べたら超ウマイやん。
炊き込みご飯の風味が半熟煮たまごの味にめちゃくちゃシンクロしているのである。それもそのはず、元は同じ1つのつゆなのだ。言わば、この煮玉子と炊き込みご飯は兄弟! シンクロ率が高いのも当然か。
それにしたって、煮たまごの味の濃さと炊き込みご飯の薄味がナイスバランスすぎる。2つ合わせてちょうど食べ飽きないくらいの黄金比になっており、完成を見た気がした。2つに別たれた煮たまごとつゆが今1つに。
・作るのが面倒くさい時に
『とろっと卵黄の半熟煮たまご』の旨みを余すところなく利用できるこの料理。っていうか、ガチでボタン押すだけなので料理って言うのもどうかとは思うが、その手間のかからなさを考えると、味は最強レベルと言える。作るのが面倒くさい時はどうぞ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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