ロケットニュース24

インド食材専門店「アンビカショップ」に行ったら、インドのレトルトカレーのレベルの高さを知ることになった!

2021年6月12日

手軽に購入できるインスタント食品は ほとんどが国内で製造されたもので、中国・韓国のものならディスカウントストアや大型スーパーに行けば手に入る。ほかの国のインスタント食品も食べてみたい! そう考えた私(佐藤)は、東京・新大久保のインド食材を専門的に扱う「アンビカベジ & ヴィーガンショップ」を訪ねた。

インドのインスタント食品って、どうなんだろうか? 購入して食べてみたところ、驚きと美味しさにあふれていた! レトルトのインドカレー、美味い!

・インド食材のお店

このお店は、インドをはじめ世界各地の食料品の輸入販売を行う「アンビカコーポレーション」が運営している。同社は1998年創業で、スパイス販売店としては国内でも屈指の規模を誇るそうだ。

今回訪ねた新大久保のお店は2021年2月にオープンしている。ちなみにお店は、ここ新大久保(3号店)と、蔵前に1号店。西葛西に2号店があり、ネット通販も行っている。したがって「お店に行けねえよ!」は通販を利用できるぞ。


キレイな店内には、目に馴染みのない商品がズラリ! スパイスはもちろん、ジャスミンライスやバスマティライスなどの「米類」、インドカレーには欠くことのできない「豆類」。調味料やスナック菓子。自社で製造している焼き菓子まで販売している。

全部初めて見るパッケージだから見ているだけで楽しい! インドの食料品店ってこんな感じなのかな? なかでも私が注目したのは、インスタントカレーだ。どんな味なんだろう? 日本語堪能な外国人スタッフもいるけど、ここはあえて説明を聞かずに買ってみるとしよう!


・チャイティーセット

購入した商品を順番にお伝えしよう! まず最初に、3つの商品をひとつの袋に詰めたチャイティーセット(税別999円)。袋に入っていたのは、「プレミアムアッサムティー」と「チャイマサラ」、お茶と一緒に食べる「ウィートラスク」である。


チャイを買うのはコレが初めて。どうやって作って良いのかわからないんだけど、箱の横にはQRコードが記載してあって、それをスマホで読み込むとYouTubeに公開されている「作り方動画」を見ることができる! なんて親切なんだ!! 迷わずに作れるぞ。


あいにく我が家に茶こしがないことが判明したので、チャイ作りはまた別の日に、この動画を見ながら挑戦するとしよう。


・パールグルコビスケット

お次はインドで1番有名な「パールグルコビスケット(パールG 税別100円)。卵不使用のベジタリアンビスケットで、パッケージの子どもが可愛らしくて思わず買ってしまった。


食べてみると、卵を使っていないと思えないほど風味が豊かで、軽やかな歯ごたえ! カルディの「ロータス オリジナルカラメルビスケット」に匹敵する中毒性だ。一度開けたら、瞬時に全部食べ切ってしまう。


・ロングマサラバナナ

続いてバナナのスナック菓子「ロングマサラバナナ」(税別208円)。バナナを輪切りにして乾燥させたバナナチップスは食べたことがあるけど、コレは縦にカットしている。そしてスパイスで味付けしているらしい。


バナナの甘さを味わえるのかな? と思ったら、めっちゃスパイシー! 完全に裏切られる味だな、こりゃ!


・プレーンパパド

カレーと一緒に食べるつもりで「プレーンパパド」(税別229円)も購入した。パパドとは、豆を使った薄焼せんべいで、そのまま、もしくは焼くか揚げるかして食べるものなのだとか。


それにしても、このパッケージの子はなぜ真顔なんだ。どこを見てるんだ? 隣のウサギさんが無視されているみたいじゃないか……。


・レトルトカレーとビリヤニ

それからレトルトカレーとビリヤニも買ってみた。カレーは、グリルしたカッテージチーズの入った「パニールティッカマサラ」(300グラム 税別380円)。それと「ベジビリヤニ」(265グラム 税別500円)である。


ビリヤニの方は「炊き込みご飯のもと」みたいなものかと思ったら、ご飯も入っているらしい。温めるだけで良いなんて便利だな~!


それと自社商品の「ムンバイパン」(税別319円)も購入しておいた。こんなに買うはずじゃなかったけど、気が付けばいっぱいカゴに詰めてしまっていたよ……。


・人生で1番美味いレトルトカレーかも……

カレーとビリヤニを温めて、パパドとパンを皿に盛ると、自宅がインドレストランみたいになった~!


パパドを焼くのは初体験だったけど、フライパンに油をひいて焼いただけなのに、ちゃんとできた! パンもふんわりして美味そうだな。


ビリヤニもレトルトとは思えないクオリティだ。炊いて作ったものほど、ご飯はふっくらとはしていないけど、野菜の旨味がギュッと凝縮されていてウマい。



1番驚いたのはカレーだ。今までいろいろレトルトカレーを食べてきたけど、我が人生で1、2を争うウマさだった。メーカーはインドのハラールフードの老舗「MTR」だ。1924年創業、約100年の歴史を持つ食品会社である。これを食べれば、同社の歴史が培った技術を理解できる。ウマいんだよ……。


このメーカーの商品に関しては、以前当編集部の中澤も紹介しており、彼も高く評価していた。


カレーは野菜の旨味が非常に強く、ひと口でクセになる。肉は入っていないが、グリルしたパニール(カッテージチーズ)は歯ごたえが良くて、食べていて物足りない感じはしない。そして、あとからジワリと辛さが沸き上がってくる。初めてMTRのカレーを食べたけど、これ1つですでにトリコだ。他の味も食べてみたくなってしまった。


我々の気づかない間に、インドのインスタント・レトルト食品は確実に進化している。これが日本でも広く販売されるようになったら、日本のインスタント食品、とくにカレーは勝てないかもなあ……。とにかく、通販でも商品を販売しているので、気になる人はチェックして欲しい。パールグルコビスケットはマジでオススメだ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 アンビカベジ & ビーガンショップ新大久保
住所 東京都 新宿区百人町 1-11-29 ARSビル1階
時間 11:00~21:00

参考リンク:アンビカコーポレーション
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

モバイルバージョンを終了