やよい軒がテイクアウトを刷新する。以前の記事でお伝えした通り、やよい軒のテイクアウトはすでに本格始動しているが、2021年4月27日16時より「おうち定食」という名の新テイクアウトがスタートする形だ。
ポイントは色々あるのだが、個人的にもっとも注目したのはご飯である。ご存知の通り、やよい軒の店内ではご飯のおかわりが自由なだけに、容量が制限されるテイクアウトでは何かと不利。「お店で食べる方が何杯でも おかわり出来るもんなぁ」となりがち……なのだが!
新テイクアウトでは……
ご飯の「超特盛」まで無料!
「大盛」だけでなく「超特盛」まで無料!!
——なんということだろう。やよい軒は「ご飯のおかわり自由」をテイクアウトでも実現させるために、無料で盛りまくるという名のパワープレイを仕掛けてきたのだ。
ちなみに、超特盛はお茶碗2.5杯分あるとのこと。つまり、やよい軒に行ったときに食べる白米がお茶碗2.5杯以下の人にとっては、テイクアウトでも実質ご飯おかわり無料ということになる。
もちろん、「いつも最低5杯は食べますけど」という人にとっては、お茶碗2.5杯分では物足りないだろう。だから、ご飯のおかわりし放題がテイクアウトで完全に実現されたとは言えない。
しかし、ご飯の超特盛まで無料にすることで、そこに近づいていることは間違いない。しかも、言うまでもなく今はコロナ禍。飲食店にとっては厳しい状況が続いている中で、これを実現させるのだ。
「ご飯のおかわり自由だけはテイクアウトでも絶対に譲れない」というやよい軒の気合いを感じるのは私だけではないはず。その気持ちを考慮すれば、これはもう「ほぼ実現」と言ってもいいのではないだろうか。
少なくとも、“テイクアウトでご飯のおかわりどうするか問題” に対して、やよい軒が1つの解決策を提示していることは事実かと思う。最初から盛りまくる という、男子寮的な発想で。
・他にも特徴があるよ
と、ご飯の超特盛無料に感動してご飯の話ばかりしてしまったが、新テイクアウト「おうち定食」の特徴はそれだけではない。もっとも大きなポイントとしては、ごはん・おかず・汁物が別々の容器に盛り付けて提供される点だろう。
なんでも一汁三菜をベースにしているそうで、ご飯・あおさの味噌汁・おかずの3つがセットになっている。なお、おかずのみの場合は150円引きで、もち麦ごはんに変更する場合はプラス30円(大盛・超特盛はプラス80円)。
そして気になるラインナップは、『チキン南蛮(税込760円)』『カットステーキミックス(税込990円)』『から揚げ(税込690円)』など全14種類だ。公開されている画像を確認する限り、野菜もしっかり入っており見るからにバランスが良さそう。
先ほど男子寮的発想と書いたが、お弁当から漂う空気感から判断するに、男子寮は男子寮でも寮母さんがしっかりいるタイプの男子寮だろう。どう見ても、学生の自治に任せている系の男子寮ではない。
・期間限定で一部商品は値引きも
ちなみに、この新テイクアウトの一部商品は期間限定で割引にもなる。4月27日から5月10日14時までの14日間、以下の4商品は100円引きだそうだ。
・生姜焼き(通常640円 → 540円)
・チキン南蛮(通常760円 → 660円)
・サバの塩焼(通常790円 → 690円)
・和風おろしハンバーグ(通常790円 → 690円)
ということは、生姜焼きをご飯超特盛でテイクアウトしても税込540円ということになる。まあ、実際に食べてみないことには何とも言えないところもあるが、価格だけを見ると相当に安い。
これはもしかしたら、男子寮の学生も学食ではなく やよい軒に向かって走るべきときが来た……のかもしれない。
参考リンク:やよい軒「新テイクアウト発売」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.