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【究極合体】おにぎりと餅を組み合わせた「おにぎり餅」を食べた正直な感想

2021年3月26日

つい先日、何気なく冷凍食品コーナーを見て回っていたところ、世にも不思議な商品と遭遇した。視線の先にあったのは「おにぎり餅」──。

スゴい組み合わせだけにお笑いコンビ「トム・ブラウン」の合体を連想せずにはいられないが、それにしてもどんな商品なのだろう。気になったからには購入して確かめてみるしかあるまい!

・モチクリームジャパン株式会社のおにぎり餅

おにぎり餅に対し、最初に抱いたイメージは奇をてらった系だった。なにせ、おにぎり餅である。初めて聞く名前ということに加え、違うタイプのファイターを同じリングに上げていいのかという気持ちも生まれたからだ。

しかし、常識とは非常識の中にあるもの。購入したスーパーだと結構な数が置いてあったし、もしかしたらひそかに人気商品なのかもしれない。今回、数種類の味がある中から おにぎりの具材として売れ筋であるツナマヨと明太マヨ(ともに税抜248円)を買ってみた。

・まさかの◯◯入り

それでは食べてみよう……と言いたいところだが、まずはどんな商品か確かめていこう。パッケージからはおにぎりにも餅にも見える。どっちかならば餅主体の感じがするが、一際目を引いたのがまさかの……

海苔つきなことである。嬉しいかどうかはさておき、これで一気におにぎりへと舵を切ったのは間違いない。まぁ冷凍食品コーナーに置いてあったし、これは冷凍おにぎりのグループで決まりだな……と思いきや!

アラレちゃんのごとく、ツンツンしてみたら完全に餅だから謎が深まる。ちなみに食べ方は自然解凍(目安は室温20度で約2時間)のみで電子レンジ不可とのこと。すぐに食べられないので注意が必要だ。

・中身を拝見

さて、ここからは中身を確認していこう。外は完全に餅だったが、食べてみたらどんな顔を見せてくれるのだろうか。とりあえず、ツナマヨのおにぎり餅を半分に割って中を確かめる。すると……!!

ふむ、マジのマジで餅の中にツナマヨが入っている。量に関してはピンキリというか、ちょっとくらい個体差があるかもしれないが、箇所によってはパンパンに入っているほどじゃなかった。

んで、通常のおにぎりであれば白米のところは完全に餅。ここまでだと具材はおにぎり、周囲は餅といった感じだろうか。ともあれ、餅とシーチキンの組み合わせは間違いないから美味しくいただけるに違いない。

焼いた餅ならまだしも自然解凍した餅に直で海苔を巻くのは、なんだか不思議な気持ちになる。一口食べてみた ありのままの気持ちを伝えるならば……

「なくはない」


まぁ1つだけじゃ何も分からないし、結論を出すのはまだ早い。続いて明太マヨの方も食べてみる。そしてそのお味はというと……

同じく「なくはない」で、なんだか不思議な気持ちになる一品だった。悪くない……決して悪くはないのだが、スゴいウマいかと聞かれたらちょっとなぁという気がする。あと、引っかかったのが248円という値段である。

というのも、おにぎりはコンビニだと100円、スーパーとかなら激安で売られることもある時代だけにどうしてもお高く感じてしまうのだ。ウマくて無限に食べられるとは言い難いこともあって、これなら普通のおにぎりを買ってしまう自分がいる。

・非常食として優秀かも

ただ、おにぎり餅には利点があって、日本食糧新聞によれば解凍後3日間の常温保管が可能で非常食にもってこいなのだとか。また、腹持ちが良く間食や夜食にも最適とのこと。

冷凍食品ということもあって保存期間は長いから、いざというときに役に立つだろう。最近、地震も多いことだし、冷凍庫に余裕のある人はストックしておいてもいいかもしれない。

参考リンク:モチクリーム日本食糧新聞
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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