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【大発明】寝たままパソコンを打てる『仰向けゴロ寝デスク2』が腰痛民の救世主かも!? 腕は少し痛いけど試してみる価値アリ!

2021年2月17日

最近マジで腰痛が深刻である。生活リズム、食生活、椅子や姿勢を変え、ジムと整体に通ってみたけどダメ。原因が “パソコンのやりすぎ” ということは明らかなのだが、パソコン打つのが仕事な以上「ほどほどに」ってワケにもいかないんだよな〜。

たまらず横になると束の間ラクになり、机に向かえば再び痛みとの戦いが始まる。日に何十回もこの繰り返しだ。あぁ、寝たままパソコンを打てる器具がほしい! こうなったら自作するしかないか?

・人類の知恵

マジで材料買いにホームセンターへ行きそうになったのだが、一応その前に「パソコン 寝たまま」とネットで検索してみることにした。すると……


サンコーが出してた!!!!


この『仰向けゴロ寝デスク2』(4980円)なる商品、まさに私が求めてたヤツを形にしたものではないか。実はサンコーの『ゴロ寝デスク』シリーズは10年以上前から販売されており、今回の『2』はスマホタブレット対応・超軽量・折りたたみ式に改良されたもの。

それが “巣ごもり” の影響で需要が急増したとみえ、公式通販サイトでは現在、数週間待ちの品薄状態になっているというワケなのだ。需要が生まれる前に作っておくスタイル、さすが天下のサンコーさんやで。


・いざ組み立て

折りたたみ時のサイズは55×27cm、重さは約850グラムと超軽量。パソコン本体より軽い計算になるが、こんなに軽くて安定感は大丈夫なのだろうか? 組み立て方がやや複雑なので、最初は必ず説明書に従うことをオススメする。

(※ 対応パソコンは15.6インチ以下のノート型のみ。重さ3kgまで)

完成品したゴロ寝デスクは『コンパクトな机』にしか見えないビジュアル。このまま普通に机として使うことも可能らしく、それはそれで意外と重宝しそうだけど……「マジでパソコンを乗せて大丈夫なのか」という不安は残る……

……が、余裕で乗った! あとはコレをいかにしてゴロ寝状態へ持っていくのか? ここからが本題なのだが、本体天板にはロック式のレバーとツメが2つ付いており、3方向からパソコンをガッチリ固定できる仕組みだ。これなら本体とパソコンが離れる心配はないだろう。

そして説明書に従いサイドのレバーを調節すると……


天板がクルッとひっくり返るのだ!


最初はパソコンが落ちてこないかと不安になるが、そこはしっかり固定されているから大丈夫。天板の角度や本体の高さが調節できるので、色々試したところ、寝転んでタイピングをするのなら一番低い位置が最も負担が少ないように思う。


そのまましばらく作業してみると、腰痛や肩こりをほとんど感じないぞ。これはかなりイイかも!?

……と思ったのも束の間、キーボードを打っているうちに腕が疲れてきたようだ。ヒジ下にクッションを入れたら少し改善されたものの、やはり仰向けの体勢は腕にかかる負担が大きいらしい。


・1週間使って見えてきたもの

ごろ寝デスクを自宅で1週間使用してみた結果、他にもいくつかの問題点が見えてきた。まず超軽量であるため、あまり激しくタイピングすると本体が揺れてしまう。床の上で使用する場合はそれほど気にならないのだが、布団の上だと足場が安定しないのだ。

とはいっても不安定な布団の上で倒れずに自立している時点で、十分すぎるくらいスゴイことではあるが。そもそもこの商品は “仰向け寝のままスマホやタブレットを見られる” という特性も兼ね備えており、別にデスクワーク専用というわけではない。

よって1分1秒を争うパソコン早打ちが要求される職種の場合、普段通りの速度が保てない可能性もある。本体と布団を固定するなど工夫が必要だろう。

それから “体勢を変えづらい” という点も、長時間だとストレスになるかもしれない。ちょっと離れた物を取るにもいちいちデスクを移動させねばならず、動きの多い職種だと慣れるまで面倒な思いをしそうだ。


・共に戦おう、腰痛と

私が今回の体験を通して、パソコン腰痛に悩む同志たちへお伝えしたいのは「体勢はちょくちょく変えたほうがよさそう」ということ。あくまでも私の場合だが、今後自宅でのパソコン作業は “ごろ寝6:座り3:その他1” くらいの割合で行っていくつもりである。

私の仕事は『入力している時間』より『何を入力しようか考えている時間』が圧倒的に長い。ごろ寝体勢でタイピングすると腕が痛くなってくるのは確かだが、腰に負担をかけずに考えごとができるというメリットのほうが大きいと判断したのだ。

もちろんこれは各自の体質や仕事内容によって異なるため、一概にゴロ寝がイイとは言い切れない。しかしそれでも、やはり個人的には『仰向けゴロ寝デスク2』は “買い” であると思う。腰痛が我々にもたらす損失は計り知れないほど大きく、仮に「座りのほうがいい」という結論に至ったとしても、それはそれで腰痛改善への第一歩だと思うからだ。

今後も私は色々な体勢を試したり新しいクッションを導入するなど、『ゴロ寝デスク』のベストな使い方を探っていくつもりである。ちなみに動画鑑賞やオンライン会議など、手を使わないパソコン作業に使うのであればマジで普通にただの超オススメ商品だぞ!

参考リンク:サンコー公式サイト
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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