ロケットニュース24

ハローキティが描かれた「埼玉カレー」を食べたらキティさんの偉大さを知った

2021年1月24日

とにかくコラボしまくり。今そう言われたら『鬼滅の刃』を連想してしまうところだが、元祖「コラボ王」はハローキティで決まりだろう。それもそうだ、キティちゃんはとにかく働き者。仕事があれば全国各地へ飛んでいくし、もはやお土産コーナーのドン(主)だと言っても過言じゃない存在だからである。

フンドシ姿に代表されるように意外と何でもやるためコラボ商品でキティちゃん……いや、キティさんを見つけても何も驚かないが、先日ドン・キホーテでどうしても気になるものを見つけた。そう、キティさんがキラキラと金色に光りながら「埼玉カレー」になっていたのだ。なんぞコレ……!!

・ちょい高レトルトカレー

ひと目見ただけで買いたくなる衝動に駆られたあたり、すでにキティさんの術中にハマってしまっているような気がするが、カレーにどう作用しているのか。そもそも埼玉カレーとはどんなものだろう。

一度気になったからには食べてみるしかあるまい。税抜398円と一般的なレトルトカレーよりもお高いが、キティさんのギャラも含まれていることを考えたら安い方かもしれない。


それはさておき、埼玉カレーはどんなものかというと……

埼玉の和牛ブランド「武州和牛」を使用したビーフカレーらしい。製造元は埼玉県戸田市にある久慈食品なる会社でHPを覗いてみたら、デカデカと「珍味といえば久慈食品」と出てきた。もしかしたらもしかして……埼玉カレーはヤバいものなのかもしれない。

・珍味カレー?

なるほど、もしヤバいとしてもキティさんの可愛さで中和しようということなのかなぁ。そんな期待と不安が入り混じりつつ、箱から中身を取り出すと不思議な感覚に襲われた。なぜならば……

中袋も金色……!


しかも、何が書いてあるのか分からないくらいの金だから戸惑いを隠せない。なぜかキティさんに狂気を感じてしまうのは気のせいだろうか。

アレコレ考えると邪念が入って仕方ないので、ここは気を取り直してカレーを作っていくとしよう。……と言っても踏む手順は簡単そのもの。レンチンでもOKだし、湯煎でもOKだ。今回は湯煎でキティさんを温めてみた。


そして取り出して白米にかけると……あら、まぁ!!


びっくりするくらい普通のカレーである。味の方はほんのちょっとピリッとする程度の辛さで食べやすい。特徴としては全体的に具材が小さいこと。

肝心の肉は「武州和牛」を使っているだけにそこらへんのものとは明らかに違う。ホロッと口の中で溶けるタイプと言おうか、ほんのり甘さも感じて美味しい。これなら子どもも食べられる……って、ハッ! キティさんが描かれているのは、まさかカレーの中にりんご3個(キティさんの体重)が……

と思ったが、決してホラーじみた意味はなかった。おそらくキティさんはイメージキャラクター的なもので、可愛さのスパイスを加えているのだろう。ちなみに埼玉カレー自体はそこそこお高い分しっかり美味しいし、そこはかとなく上品さを感じたあたり素材の良さも分かるものだったので安心してほしい。

・キティさんの偉大さを実感

それにしても、キティさんが描かれているだけでこうも興味を惹かれるとは。もし埼玉カレーだけの表記だとスルーしていたかもしれないからキティさんは偉大だなぁ。最近だと鬼滅の刃グッズがバカ売れしていると聞くが、キティさんも売上に相当な貢献をしているのを実感した。新たな出会いをありがとう。また近いうちにどこかでお会いしましょう、キティさん。

参照元:久慈食品
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼キティさんすごいよ……!!

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