「寿司バズーカ」という名の “太巻き発射機” を約半年前に購入した。ニュージーランド産のクッキングトイだ。こいつを使って太巻きはもちろん、フルーツゼリーや特大プリン等を次々とブッ放してきたのだが、ここらでそろそろ……
メリークリスマスのチョコレートバズーカを発射させたい。クリスマスには少し早いかもしれないが、日本ではハロウィンが終わった翌日からクリスマス期間に突入するみたいだし、問題はないだろう。ってことで、チョコレートバズーカ……発射準備に取り掛かります!
・ひさびさのバズーカ
バズーカの操作は簡単で、筒状のバズーカ内に具材を詰めてから「ところてん」のように中身を押し出すのみ。ズドンと飛び出した中身が、立派であればあるほど謎の達成感を味わうことができるのだ。たとえば、羊羹(ようかん)を発射させたときの気持ちよさは異常だった。
冒頭で述べたとおり、今回、バズーカに装填(そうてん)するのはチョコレート。板チョコを溶かして、バズーカ内に流し込む作戦だ。まったくの素人だが、たぶんどうにかなるだろう。ちなみにネットで「板チョコを溶かして固めるコツ」を検索してみたところ……
約50~55度のお湯を用意して、細かく切ったチョコレートを「湯せん」するのが良いらしい。へらでかき回して丁寧に溶かすのがポイントとのこと。ほほう、温度管理が難しいな。
さて、このまま溶かしたチョコをバズーカに詰めただけでは面白味に欠ける……気がしたので、ミックスナッツも入れておく。見た目だけではなく、味にもこだわりたい。中身を完食するまでが「バズーカ」だからな。
よし、フタを閉じて冷蔵庫で数時間寝かせよう。チョコレートが固まったら準備は完了だ。
・バズーカタイム
──それでは発射の準備が整いました。皆様お待ちかねのバズーカタイムです。
バズーカを手にした感想は、うむ、まずまずといったところ。約半年ぶりの発射だから感覚が少し鈍っているかもしれないが……関係ねぇ。思いっきりブチかましてやる。行くぜ。
さあ、チョコレートバズーカ発射5秒前になります。4、3、2……
メリークリスマス!
おっと、すんごい勢いで先端が出てきて……
続きがなかなか出ない。ってか、めっちゃ固い。さすがチョコレート。くそっ、気持ちで負けんじゃねえぞ。力を振り絞って……ファイヤァァァァアアアアアア!
コロン……
ウソだろおい。
・発射失敗か
短い。ずいぶんと短いチョコレートが着弾した。残念ながら「発射成功」とは言えないだろう。原因を探ってみたところ「弾」になりきれていないチョコレートが内部に付着していることが判明。もっと注意をしておけば……約半年のブランクを感じさせる発射内容であった。
しかし、チョコレートは激ウマ。まあ当然といえば当然だが、ミックスナッツのしょっぱさも効いててイイ感じである。結論としては、試合に負けて勝負に勝った……ということにしておこう。反省点は次に生かせばいいじゃないか。
というわけで、次回……があるかは分からないが、チャンスがあれば、見た目も味も満足できるバズーカを炸裂させたい。それではバズーカファンの皆様、またいつか会いましょう。
Report:バズーカ砂子間
Photo:RocketNews24.
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