高級チョコレートの代名詞「GODIVA(ゴディバ)」。チョコレートの王とも言えるブランドが、「商品の無料配布」という夢のようなイベントを東京・日本橋で実施したのは、2020年8月24日と9月2日のことだ。
私はそのうち、9月2日に現地へ行ってみた。とんでもない人だった。祭りかと思った。予想の5倍ほど人がいた。正直言って、帰ろうと思った。なにせ、行列の最後尾が分からない。歩いても、歩いても……まだ人が続いているぞ。
ようやく最後尾にたどり着いたとき、イベント開始時刻の11時をちょっと過ぎていた。同時に、私は諦めた。これは無理だ。商品をゲットするまでに何時間かかるのか? 夕方くらいになるかもしれない。
それに、現場のスタッフに聞くと「行列に並んでいる人全員に無料の商品が行き渡るかどうかは分からない」そうだ。つまり、長時間並んだものの、品切れの可能性もあるということ。想像するだけで地獄である。
しかしながら、ここまでの行列はなかなか無い。記念がてら長さを確かめるのも悪くないな。そう思った私は最後尾から外れ、先頭に向かって歩いてみた。商品を受け取れる場所に着くまでにどれくらい時間がかかるのか、確かめようと思ったのだ。
そして……
歩いて……
歩いて……
歩いて……
歩いて……
歩いて……
歩いて……
歩いて……
先頭にたどり着くまでにかかった時間は……
3分49秒!
ということは、ゴディバの無料配布イベント開始前後の行列は、大の大人が3分49秒歩くほどの長さということになる。
ハハハ。笑うしかない。やってられん。さっさとカフェにでも入ろう。そう思いながら、行列の最後尾が見える「スタバ」を選んだのは、私の中に諦めきれない気持ちが残っていたからだろう。
もしかしたら……
もしかしたら……
人が少なくなった頃に再び列に並べば……
簡単にゲットできるかも?
——と都合のいいことを考えながらスタバでコーヒーを飲んでいたら、行列が進み出した。あまりに人が多いため店内から見える景色はすぐに変わらないが、なんとなく列が進むのが早いような!?
そうこうしているうちに行列の最後尾が前の方に移動し、私のいる場所からは見えなくなった。焦った私はスタバを飛び出し、再び列の最後尾に並んだ。おーい! 待ってくれ〜! 俺も並ぶ〜!!
それから約8分後……
1度は諦めた無料商品をゲット!
中身についても紹介しておくと、お手紙の他に「あまおう苺クッキー(8枚入)」と「黒蜜クッキー(5枚入)」だった。
・やり方
ご覧の通り、私のやり方は「行列の最後尾が見えるカフェに入り、その最後尾が前に進んだ頃合いを見計らって再び列に並ぶ」。それだけだ。当然ながら、この方法は商品が無くなるリスクと隣り合わせ。ギャンブルであるがゆえに、「何がなんでも欲しい!」という人にはオススメできない。
しかし、ほとんど労力がかからない方法なので、「あわよくばゲットしたいな〜」くらいの人にはすこぶるオススメである。
・列に並んで知ったこと
ちなみに、行列で商品を簡単にゲットできるかどうかは、現場スタッフの能力に依存する部分が大きい。実際に並んで知ったのだが、ゴディバのスタッフは実にサクサクとさばいてくれた。そのおかげでスムーズにゲットできたと言っても差し支えない。
また、感染症対策で「間隔を1メートルあけて並んで下さい」とスタッフが注意を促していたため、行列自体は長いもののギュウギュウだったわけではなかった点も大きいだろう。
早い話が、行列の長さにビビったら損だということである。今回の無料イベントは関西や東海地区でも実施予定らしいから、同地で参加予定の方はご参考に。それから、イベントの時期等を知りたい人は、ゴディバの公式Twitterアカウントをフォローしておくといいかと思うぞ。いずれ発表されるだろうから。そのときを楽しみに待たれよ。
参考リンク:ゴディバ、Twitter @Godiva_JPN
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼添えられていたお手紙に……
▼「あまおう苺クッキー(8枚入)」
▼「黒蜜クッキー(5枚入)」
▼「2種類のうち、1つは自分自身に、もう1つは大切な人に渡してください」というメッセージが込められているとのこと。
▼3000袋を配布したそうだ。
プロジェクト ピンクバン活動レポート
本日9月2日、コレド室町カドチにて、ゴディバ2商品の無料配布を行いました。ご自身と大切な方、2人分の商品をお渡しするプロジェクトには弊社社長も参加し、3,000袋を配布させて頂きました。今後のプロジェクトピンクバンの活動にもご期待ください。 pic.twitter.com/Wk5BWDdLq7— ゴディバ (@Godiva_JPN) September 2, 2020