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19世紀の「ヴァンパイア殺しキット」がオークションに / これから始める方や、サブ用装備などにいいかも

2020年7月17日

ヴァンパイアハンターの皆さん、今日も狩ってますか? それとも、狩られちゃいましたか? 日々激しさを増すヴァンパイアとの闘いにおいて、装備はいくらあってもいいものですよね。備えあれば憂いなし。

ヴァンパイアハンターとして長く成功し続けるにあたり、充実した装備は不可欠です。そこで今回皆さんに紹介するのは、19世紀のヴァンパイア殺しキット! いささかクラシカルですが、聖書や十字架から銀のナイフまで、それなりに一式そろっています。ベテランの方はもちろん、これから始める方にとってもお勧めな一品です。

・オークション

イギリスのオークション会社Hansons Auctioneersによると、このヴァンパイア殺しキットは、彼らが7月16日から21日にかけて主催するオークションに出品されるもよう。

オークション全体での総アイテム数は……カタログの最後のページを見た感じ3414アイテムでしょうか? そのうちの一つがこのキットです。ちなみにロットナンバーは3162番。競りは最終日の21日に行われる予定です。

開始価格は1200ポンド(約16万円)から。予想される落札価格は2000ポンド(約27万円)から3000ポンド(約40万円)とのこと。オークションはオンラインで開催されるため、Hansons Auctioneers and Valuers公式サイトにアカウントを作成、ログインすれば入札することが出来るようです。


・充実の内容

気になるキットの内容についても触れておきましょう。まずは良い感じの外箱です。丈夫なつくりで、内側は真紅のシルクで裏打ちされたゴージャスな仕様。ふたの内側には、キリストの復活を描いた絵が飾られています。

キリストの隣には、ロザリオの数珠を持った狼の彫刻もあります。ちなみにこの彫刻は象牙製。狼の彫刻ということで想起されるのはウェアウルフ(人狼)。ヴァンパイアハンターの中には、ウェアウルフ狩りも請け負っている方が多くいるかと思いますが、このキットがウェアウルフ狩りにも有効かどうかは不明です



箱の中には1842年に出版された新約聖書の写し、銀の刃のついた真珠貝の柄のナイフ、パーカッションキャップ式のポケットピストル、金属の蓋のついた青みがかったガラスの薬瓶(中身の正体は不明)、サメの歯の入った小瓶、ガラス瓶3本、ロザリオ、十字架3本、ペンチ2セットなどが入っているもよう。



ヴァンパイアハンターならお分かりの通り、とても重要な道具ばかりですね! なお、日本からオークションに参加しようという方は、一式に含まれるポケットピストルの所持に関して、古式銃として登録・所持ができるものなのかどうか注意する必要があるかもしれません。

参照元:Hansons Auctioneers、Instagram @hansons_auctioneers警視庁
執筆:江川資具

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