ごく一部のセブンイレブンに、その場でスムージーを作ってくれるレアなマシンがあるらしい。あのスラーピーとは別物で、冷凍の野菜やフルーツから作るスタイルだとか。お店に貼られていたポスターによると、そのマシンを有するのは全国でたったの3店舗のようだ。
全国のセブンイレブンの数は、公式HPの2020年5月末時点での集計によると2万930店舗。3店舗ってことは普及率はたったの0.14%だ。ソシャゲのガチャなら渋すぎて誰も回さないレべルの低確率。レアってレベルじゃねぇ! 気になるので実際に飲んでみたぞ!
・3店舗
ちなみにその3店舗とは、麹町駅前店、五井高場店、そして目白駅北店とのこと。フレーバーは1種類で、「ケールグリーンスムージー」のみ。お値段は税込み300円となっている。販売形式としては、セブンカフェのコーヒー同様に、ケールやらパイナップルやらが入ったカップが冷凍されている感じ。
それをレジに持っていき、会計を済ませたら自分でふたを開けてマシンにブチ込みシェイクしてもらう流れだ。
カップ越しに見た感じだと、パイナップルが結構入っているように見える。
ふたを開けてみると、凍ったケール、パイナップル、そしてチラホラと皮のついたりんごが見える。これはこれで、このまま食べてしまいたくなるが……
・専用マシン
今回は専用のマシンを使ってスムージーにする。
マシンの仕様はとてもシンプルで、明らかにそれとわかるホルダーにカップをセットし、そしてボタンを押すだけだ。ボタンは1つしかないので、どのボタンを押すべきか迷うことも無いだろう。シェイクする際にはマシンについた透明な扉が開き、カップが自動でマシンの中に取り込まれていくようになっている。そして扉が閉まってから回転する刃が出てくる仕様。安全への配慮もパーフェクトだ。
いざシェイクが始まると、マシンにカウントダウンが表示され、どれくらいで完成するかがわかる。シェイク時間は48秒。その前の諸々を含めると、トータルで大体1分くらいだろうか。割とお手軽に、冷凍からのフレッシュなスムージーが完成する。
・フルーツ感強め
飲んでみると、程よく質感が残っており、シャリシャリしてウマい。そして見た目の通りパイナップル味が強く、甘くて美味い。原材料を見てみたところ、パイナップルとりんごはシラップ漬けのものだったようだ。そして、他にもグレープフルーツ果汁やレモン果汁が含まれていた。フルーティーなのはこれらの果汁も影響していると思われる。
ケールといえば青汁。飲む前には苦さも覚悟していたが、青汁的な要素は全くなかった。これはかなりの当たり商品ではなかろうか。セブンの商品が美味いのはいつものことだが、この暑いシーズンに、冷凍の野菜や果物を使ったフレッシュなスムージーというだけでも需要がありそう。
欠点を挙げるとすれば、やはりレアすぎるというところに尽きるだろう。たった3店舗で、その全てが関東である。遠方に住んでいる方にとっては幻の商品。好評を博したら今後も実装する店舗が増えていくのではないだろうか。もし実装済み店舗がアクセス圏内にあるなら、一度飲んでみて欲しい!
参照元:セブンイレブン
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.