UFOを見たことがあるだろうか? UFOとは未確認飛行物体のことである。「そんなもんいる訳ないだろ!」、お気持ちはごもっともだ。いる訳ない。私(佐藤)もそうだと信じたい。しかし残念ながら見てしまったのだ。UFOを……。見たものを「ない」とは言い難い。
本日6月24日はUFO記念日なのだとか。そこで、当編集部でUFOを目撃したメンバーにその当時のことを証言してもらった。彼らの目には確かに映ったのだ、UFOが……。
・佐藤英典の証言
あれはたしか私が21歳頃のことだったと思う。郷里の島根で、オヤジの塗装屋を手伝っていた時のことだ。高知県高知市へ出張に行った際に、コンプレッサーという大きな機械を持ち帰れなかったので、それを日帰りで取りに行って欲しいと頼まれた。私は現場をよく知る職人さんと2人で、軽の箱バンで片道3時間近くの道のりを走ったと思う。
往路は何事もなかったのだが、復路で奇妙な光景に出くわした。時刻は14~15時頃のことだったと思う。無事にコンプレッサーを受け取り昼食をとって高速道路を走っていた時、緩やかなカーブに差しかかった。その時、前方に飛行船のような丸くて細長い物体が目に留まった。かなり大きなもののようだったが、「あれはなんだろう?」と思った瞬間、曲線を描くように急下降したと思ったら、すぐ体勢を立て直して急浮上したのである。物理的にそんな動きができるのか?
もう一度確かめたいと思ったが、カーブでハンドルを切ったために視界から外れ、それっきり確認できなかった。何が浮かんでいたのかさえもわからない。それが奇妙な動きを見せた。あれはUFOだろう。そうでなければ何だというのか? いまだにその答えは見つからない……。
・砂子間正貫の証言
アレを目撃したのは1996年の夏、部活帰りの出来事だった。高校最寄りのコンビニで、サッカー部の連中が、空を見上げながら激しく騒いでいたのだ。普通じゃないレベルでギャーギャー騒いでいるので、どうしたのかと尋ねたところ……その場にいた全員が、両手を重ねて奇妙なポーズを披露。
そして「空を見ろ “コレ” がいるだろ!」と言うのだ。テンションが尋常ではない。 “コレ” というのは、こぶしを重ねたポーズのことで、空には「真っ白の二等辺三角形が2つくっついた物体」がハッキリと浮いている。ウソだろウソだろ、これがUFOなのかよおい!
それから5~6分後、三角形の物体は、黄色い光を放出してからパッと姿を消した。インテリ系サッカー部員は「あのUFOは横田基地が回収する」と予想し、ファミマの店長も「きっとそうだ」と納得していた……きっと違うだろう。しかし一体、アレは何だったのだろうか。
・GO羽鳥の証言
場所は東戸塚の祖母の家。時は小4、おそらく10歳。星が好きだった私は、祖父と一緒に夜の散歩に出かけようと、玄関を出て、さて外の道に出よう……としたその時!
あたり一面が真っ白だった。下を見ると、ハッキリと私の影が地面に映っている。つまるところ、完全に昼。いいや、昼以上の明るさだった。一体何が起きたのか……と上を見てみると、空一面が真っ白! 曇り空の真っ白ではなく、光ってる系の真っ白なのだ。
夜なのに昼……? こ、これは……と身動きが取れない小4の私。しかし、じぃ〜っと空を見続けていると、さらに驚くべき光景が目に入った。空が、空ではなかったのである。よ〜く見ると、溝なり窓なりハッチなり、それが「白い宇宙船(空母?)」のような物体であることがわかった。空一面を覆い尽くす、とんでもなく巨大な宇宙船だ。
さらにそれは、音もなく移動していた。「ス〜〜〜〜〜ッ」っと音もなく移動していたのだ。何秒見続けたかはわからないが、いちど祖父の方を見てから再び空を見上げると、もう白い宇宙船は姿を消し、いつも通りの東戸塚の夜空がそこにはあった。今でもハッキリ覚えている。間違いなくあれは宇宙船だった。確信している。
いかがだろうか? 砂子間・羽鳥の両氏の話のインパクトが強すぎて、私の話がショボく見えるかもしれないが、ウソじゃない! 本当に見たんだ。あんな動きをする物体を、今の人類には作れないはず。あれはきっとUFOだ! ……ということで、今日はUFO記念日なので、みんなでお祝いしよう。UFOばんざーい! UFOサイコー!!
執筆:佐藤英典、砂子間正貫、GO羽鳥
イラスト:Rocketnews24
▼フルバージョン「オレがこの目で見たUFO」