ロケットニュース24

これは使わなきゃ損! コンビニのマルチコピー機おもしろ活用術 / カレンダー・お誕生日新聞・会話帳などなど

2020年5月11日

コンビニのマルチコピー機でできることといえばもちろんコピーやプリントアウト、最近では公的書類を取得したり、アイドルやアニメファンならブロマイド印刷でお世話になっているかもしれない。

書類や写真の印刷で実用的に使っている人が多いと思うが、もっともっと、いろんなものをプリントできるのをご存知だろうか? 今回ご紹介するのはローソンのシャープ製マルチコピー機で印刷できるお遊びコンテンツ。いずれも最初のタッチパネルで「コンテンツサービス」を選ぶと出てくるサービスだ。どんな機能があるかさっそく見てみよう!


・オリジナルのカレンダー(L判200円 / 2L判400円)

例えば手持ちの写真を使って、オリジナルのカードやカレンダー、タンブラーカバー(350cc用)が作れるサービスはいかが? 必要なものはブラウザのみ。面倒なアプリのダウンロードや会員登録はいらない。

専用サイト「LAWSON PRINT オンデマンド」を立ち上げて、スマホやパソコン内の好きな写真を選び、フレームをつける。あまり凝ったことはできないが、直近の月のカレンダーが何パターンか入っているので、好きなデザインを選ぶだけのお手軽操作。スマホだと範囲指定などの操作が少しやりにくいので、パソコン&マウス操作がお勧め。

スタンプで飾りつけたり


手書き文字を入れたりして保存。


表示されるプリント番号を記録してコンビニ店舗へ行き、プリントアウトすれば、写真サイズのオリジナルカレンダーの出来上がり。

市販品みたいにきれいな仕上がりだ。デザインするところまでは自宅でゆっくりできるので、子どもと一緒にやってもいいと思う。サイズはL判と2L判が選べ、絵柄を変えればバースデーカードなどもできるぞ。


・学研パズル(150円〜250円)

ナンクロ、イラストロジック、クロスワードなど多数のパズル雑誌を発行している学研。コンテンツ販売サービス「学研プリント」からパズルの購入ができるぞ。

ラインナップは漢字ナンクロ、ナンバープレース、イラストロジック、点つなぎ、数理パズルから全31セット。熟練者向けの「難問」セットもある。まずは3枚1セットのスタートパック(150円)で試してみて、それから通常版(5枚1セット / 250円)に進むのがよいと思う。

大きなA3用紙にたっぷりのパズルで楽しそう。筆者は雑誌を1冊買ってしまうと使いきれないので、これくらいの分量で十分。ツルツルのコピー用紙も心地いい。


・サンリオキャラクターのペーパークラフト(300円)

提携サービスの「こんぷりん」から、サンリオキャラクターのペーパークラフト。クロミ、マイメロディ、ハローキティの3種類と、ローソン限定版ハローキティがあるぞ。

厚みのあるA4光沢紙で印刷されるので……


切り取って組み立てると……


ちょっと、可愛いじゃないの! ローソンの制服着てるよ!

お尻も可愛い。簡単に作れるので、こちらもお子さんと一緒にぜひ。


余談だが、いろいろなサイトで公開されているペーパークラフト、自宅にプリンタがないからと諦めていないかい? PDFとしてダウンロードできるものであれば大概マルチコピー機でプリントできる。その際は、少々割高だけれど光沢紙を選択するのがお勧め。テカリがやや気になるものの、厚紙なので作りやすい。


・旅の指さし会話帳(330円)

しばらくは活用機会がないかもだけど、提携の「eプリントサービス」から、『旅の指さし会話帳』がプリントできる。ラインナップはタイ、インドネシア、中国、韓国、イタリア、台湾、アメリカ、ベトナム、フィリピン、フランスの10カ国。

A3サイズで印刷されるので


指示どおりに折り目をつけて


ハサミで切り込みを入れたら


冊子のようになるぞ! 便利なスマホアプリもたくさんあるが、お互いに指さして使う「指さし会話帳」の場合、相手にさっと渡せると便利。軽くてどこにでも入るし、使い倒してダメになったら最後に捨ててきてもいい。いつかはこれを持って海外旅行に行きたい。


・まだまだたくさんある

ここでは紹介しきれなかったが、他にもおもしろコンテンツがたくさん。例えば自分の誕生日や記念日当日の新聞をプリントできる「お誕生日新聞プリントサービス」

朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、沖縄タイムス、The Japan Timesから選べ、古いものでは1874年(明治7年 / 毎日新聞の場合)からある! おじいちゃん、おばあちゃんにもプレゼントできるぞ。ただし休刊日などもあるので、事前に公式サイトで確認してから店舗へ行くのがお勧め。

また、1曲から楽譜を購入できる「ぷりんと楽譜」や、おなじみ「ゼンリン住宅地図プリントサービス」、スマホの写真を証明写真サイズにしてくれる「BiziCard(ビジカード)」などもニーズがありそう。店舗用のポップを印刷できる「iPOPWeb(アイポップウェブ)」のウィルス対策ポスターや、宅配業者さんへのありがとうポスターは使えると思った。

とにかく「え、こんなものもプリントできるの!?」と驚くようなコンテンツがたくさん。にも関わらず、あまり知られていないように筆者には感じられるのだが、次のような理由があるんじゃないかと思う。


・注意点

これまで紹介したとおり、マルチコピー機ではローソンオリジナルコンテンツだけでなく、提携している多様なサービスのコンテンツが印刷できる。そのため、必ずしも印刷の手順や注文番号が統一されておらず、目的のコンテンツを探すのに苦労することが結構ある。

例えば『旅の指さし会話帳』を印刷したければ、まずは「eプリントサービス」のボタンを見つけてタッチしなければいけない……といった具合。漠然と「会話帳みたいなのあるはず……」ではたどり着けないのだ。

目的別に全ての提携サービスを横断して探せたり、統一番号でオーダーできるようになればもっと便利だと思う。現状では「どこが提供している」「なんという名前のサービスか」を事前に公式サイトでしっかり調べてから店舗に行くことがポイント。

コンビニさえあれば、もはや家庭用プリンタは無用と言っても過言ではない時代。筆者も数年前にプリンタを手放したが全く不自由していない。ローソンでは期間限定でキッズ向けぬりえの無料開放(記事執筆時点ではポケモンぬりえ)を行うなど、お得なキャンペーンもあるので要チェック。無料開放の場合、コンテンツ利用料はもちろん、印刷にかかる実費も不要で本当に0円でプリントされる。

同じくシャープ製マルチコピー機が導入されているファミリーマートでも多くの提携サービスが使えるはずなので、ぜひ上手に活用して欲しい!


参考リンク:LAWSON コンテンツプリント
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:LAWSON、お誕生日新聞(iOS)

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