福岡発祥の人気とんこつラーメン店「一蘭」といえば、濃厚かつコクのあるスープはもちろん麺もバリうま。麺専属の職人が長い年月をかけて生みだした麺は、そのまま食べられるほど。替玉をスープに投入する前に、そのままズズッと味わうファンも少なくないだろう。
そんな一蘭が「麺を存分に楽しめる」商品を発売したのはご存知だろうか。商品名は『艶麺(つやめん)』。一蘭初の平打ち細麺で、乾麺でありながら生麺のようにしっとり滑らか、小麦の甘さや香りが際立っているらしい……食べるしかねえだろ! ってことで買ってみた。
・艶麺
艶麺は一蘭の公式通販サイトの他、国内の全店舗、小売店などでも購入可能。ラインアップは「生姜香る特製辛味だれ」「柚子香る再仕込み醤油だれ」の2種類で、私は一蘭らしい赤いパッケージが特徴的な「生姜香る特製辛味だれ」を購入した。2食入りで650円。
作り方はいたってシンプル。沸騰したお湯で麺を2分30秒茹でてから……
よく湯切りした麺を器に盛って「たれ」を投入。
よく混ぜたら……
完成だ。このスピード感、とてもよろしい。3分あればイケる。なんというか、冒頭でもお伝えしたとおり、普段から替玉をスープに浸す前に “そのまま1口味わう” ファンとしては「これで完成」というのがたまらん。麺をまるごと直食いできる日が来るとは……。
さて、本来であれば「味集中カウンター」でいただきたいところ。実は今回、ダンボール等を使ってカウンターを自作しようと試みたが、逆に全く集中できない予感がしたため作成途中で破壊した。余計なことはせずにシンプルに味わいたい。それでは、いただきます。
うむ、うまい。第一印象は、しっとりなめらかな口当たりで、思ったよりもまろやか。ちなみに辛さに抑揚をつけるために、粒の異なる唐辛子をブレンドしているらしい。そんで生姜を加えて旨味や風味もアップしたから、予想以上にまろやかなのだろう。
・あえて具材を追加投入するなら
もちろん、そのままでも十分。ただ、あえて何か具材を追加投入するのであれば……個人的には、心地良い辛味としゃきしゃき食感が楽しめる「メンマ」を推薦する。名脇役であるメンマが本来の実力以上の力を発揮するはずだ。
・麺職人の真価が問われる艶麺
シンプルであるがゆえに誤魔化しがきかない“麺が主役” の艶麺。たしかに乾麺でありながら生麺のようにしっとり滑らか……さすが麺職人が日々研究開発をして生み出した商品であった。
機会があれば、いつもの一蘭ラーメンと一緒に買ってみてはいかがだろうか。職人の本気度に衝撃を受けるだろう。
参考リンク:一蘭公式通販サイト「艶麺」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼味集中カウンターを作ろうとしたものの、死ぬほどスベる予感がして思わず破壊したダンボールがこちらです
▼一蘭といえばトイレも印象的
▼我が家はロール数が少なかったため再現できず。こちらも使いどころがわからず記事で紹介しませんでした