有名店から穴場店まで、京都の美味しいラーメン店を食べ歩く「京都ラーメン巡り」のコーナー。最近コロナウイルスの影響でパッタリ執筆できておりませんが、どうか皆さん当企画を忘れないで……!
ということで、今回は巣ごもり生活にもピッタリのテイクアウトで楽しめるラーメンを紹介しよう。レビューするのは家系ラーメンの名店が開発したオリジナルの混ぜそば。汁なしそばの新境地を開拓する一杯と遭遇!
・学生にも御用達の人気店
やって来たのは京都市北区に店舗を構える「二代目 麺家あくた川」。このお店、実は以前に一度紹介している。大学生にキャンパス周辺のオススメグルメを教えてもらう企画「学生グルメの旅@立命館大学編」で見事に人気投票1位だったお店だ。
そんな腹ペコ学生からも愛される同店。基本となるのは豚骨醤油スープを使用した家系ラーメンだが、今回は4月から新たに登場した「二代目式ぶっかけまぜそば」なるメニューを食べてみることにしよう。
価格は850円で、焦がしニンニク油を使用した「黒」 or 特製辛味ダレを使用した「赤」の2種類の味がある。店内でも食べられるが、テイクアウトも可能だ。
筆者の体感では、家系ラーメンの店で混ぜそばというメニューがあるのは少し珍しいように思う。どんな味なのかも気になるし、今の時期に持ち帰りで本格的なラーメン屋の味を楽しめるのもありがたい。これは買ってみるしかないでしょ……。
・飾りじゃないのよ卵は
筆者が購入したのは焦がしニンニク油味の「黒」。持ち帰り容器に入った混ぜそばに、生卵と追いメシ用の白飯が付いている。テイクアウトで追いメシまで楽しめてしまうのは嬉しいところ。
トッピングは刻みニンニク、海苔、青ネギ、そぼろ肉、ホウレンソウ、そして味の肝となるペースト状のニンニク油など。ここに生卵を落として食べる。
タレは器の底の方に入っているので、まずは天地返し。太めの麺にタレが絡むようガシガシ混ぜて食べてみると……
うおっ、めっちゃまろやか! んでウマイ!!
見た目から油そばや台湾まぜそばのような味を想像していたのだが、それらとは少し違う。タレの塩辛さとニンニクのパンチは控えめで、むしろ全体的に味に丸みがあるというか、非常に食べやすい。
その食べやすさを演出しているのは、おそらく生卵。これがそぼろ肉と一緒に全体を上手くコーティングして、まろやかなテイストに仕上がっている。
スープが無い分、全粒粉が入った麺の無骨な食感をダイレクトに味わえるのも良い。味は優しいのに腹にズッシリたまり、かなり満足度は高い。家系ラーメンらしさを感じるのは具材のホウレンソウくらいではあるが、これはこれで新感覚のメニューとしてアリである。
ひとつだけ気になったのは、追いメシをするには少しタレの量が少ないこと。麺との絡みが良いので、混ぜそばを食べ終わるころにはタレがほぼなくなっていた。そこだけは残念だったが、それ以外はパーフェクト!
・キャンペーンがお得すぎる
ちなみに同店では5月末までの自粛応援企画として、お得なキャンペーンも実施されている。20時以降のテイクアウト利用で「店長の賄い丼」が無料で付いてくるうえ、なんとテイクアウト利用 × 3杯で1杯が無料になるポイントカードも用意されているのだとか。
ラーメン3杯で1杯無料とは驚きの還元率である。普通、ラーメン屋のポイントカードって5杯でトッピング1個無料とかだぞ!!
お店的には赤字覚悟のイベントだと思われるが、せっかくなので近くの方はフル活用してみてはいかがだろうか。なおキャンペーンの詳細などは公式Twitter(@akutagawa_002)を参照してくれい!
・今回紹介したお店の情報
店名 二代目 麺家あくた川
住所 京都市北区小松原北町64-4
時間 11:00~15:00、17:00~20:00(テイクアウトのみ22時まで)
休日 日曜
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.
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