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【競馬予想】今年の天皇賞(春)は1強ムード!? 大本命フィエールマンから穴馬まで「消し」「買い」要素を大調査!

2020年5月1日

令和最初の春盾は誰の手に──。今週末の京都競馬場では伝統の長距離G1・天皇賞(春)が開催される。ワールドプレミアやグローリーヴェイズなどが回避したことでフィエールマンの1強ムードも漂うが、そう簡単ではないのが競馬。

人気サイドに不安要素はないのか、はたまた激走する穴馬はどこに潜んでいるのか。今週もじっくり予想していきましょう。安田記念まで続く怒涛の6週連続G1開催、まずは当たり馬券ゲットで開幕ダッシュを!

・過去の傾向は

日曜京都のメインは芝3200m(外回り)で行われる天皇賞(春)。国内のG1では最長距離を走る名物レースで、今秋から京都競馬場が改修に入るため京都での開催はしばらく見納めということになる。

まずレースの傾向だが、ペースに関しては年によってまちまち。たまに人気薄の逃げ馬が思い切って飛ばすシーンが見られるが、そういった馬がいない場合は長距離戦らしく落ち着いた流れになる。最後方からの追込が決まることは少ない。

血統的にはステイゴールド、ハーツクライ、ディープインパクトなどサンデー系の王道種牡馬が強い。というより2013年以降サンデー系の馬しか連対していない。

・フィエールマンは鉄板?

今年のメンバーで実績最上位といえるのが、昨年の当レースを勝利した⑭フィエールマンだ。昨年の2着馬(グローリーヴェイズ)と3着馬(パフォーマプロミス)は今年不在で、他に実績のある馬も少ないことから上位人気は確実と思われる。

能力は疑う余地がないとして、多くの方が気になっているのは有馬記念以来の実戦というローテーションではないだろうか。確かに前走からは丸4カ月以上も空いており、これはデビューしてから最長の間隔。休みボケの可能性もなくはない。

ただ過去に2勝したG1は、いずれも3カ月以上の間隔を空けての出走(昨年の当レースと一昨年の菊花賞)。久々でも力は発揮できるタイプだし、それほど大きなハンデではないと筆者は考える。むしろ海外遠征の疲労なども考えると、ちょうど良い間隔ではないだろうか。

大外枠も気になるところだが、そもそも14頭立てとG1にしては頭数が少ないし距離も長い。これも大きな不安要素とは思えず。したがって、下手に逆らうよりも⑭フィエールマンに乗っておくのが今年は無難かなというのが筆者の見解だ。

・消したい馬&買いたい馬

さて⑭フィエールマンから買うとなると、相手は厳選したいところ。できれば人気しそうな馬から1頭は消しておきたい。有力サイドで今回ちょっと危険かなと思われるのが、⑦ユーキャンスマイルだ。

常に後方から追い込む極端な脚質は、前述のとおり天皇賞の好走パターンには合致しない。さらに長くコンビを組んできた岩田康誠騎手の負傷により、急きょ乗り替わり。強い馬だが今回は危険な匂いがする。岩田康誠騎手の分まで頑張って欲しいとは思うが……。

逆に乗り替わりをプラスに捉えて積極的に買いたいのが⑧キセキ。今回は天皇賞を得意とする武騎手との初コンビとなる。近2走こそゲートで出遅れる気の悪さを見せているが、元々は中長距離路線の中心にいた馬。

まだ6歳と衰える年齢でもないし、スムーズな競馬を取り戻すようなら実力は上位のはずだ。菊花賞1着以来の京都コースと「ユタカマジック」で復活があってもいい。

また上り馬では⑫シルヴァンシャーも怖い存在。実績では見劣るが、3走前の境港特別ではメールドグラース(昨年国内外で重賞4勝)を下しており潜在能力は高そう。

あとは先行力のある⑥スティッフェリオあたりも加えて、今週はヒモ荒れ戦法で勝負してみたいと思います。買い目は馬単で⑭フィエールマン(1着固定)から相手に②③⑥⑧⑫。


春の最強馬決定戦として名高い天皇賞だが、極端に長い距離が嫌われるのか近年はメンバーの空洞化が進んでいる。今年も少し寂しい顔ぶれにはなったが、長距離戦には長距離戦の面白さがあるはず。ステイヤーの「凄み」を見せつけるような迫力あるレースを期待したい。

参照元:JRA公式サイト
予想・執筆:グレート室町
Photo:RocketNews24.

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