数ある飲食チェーンの中でも、頭の悪さではやはり「かつや」が抜きん出ているとしか言いようがない。けなしているワケではないぞ? これは褒めているのだ。久々に頭の悪い「かつや」が帰ってきた。おかえり、頭悪い「かつや」!
来たる2020年4月20日、とんかつチェーン「かつや」がテイクアウト専用の新メニューを店舗限定で発売する。『全力飯弁当』という暑苦しすぎる商品名からは、いかにも体育会系的な おバカバイブスを感じざるを得ないが、大方の予想通り、その内容は最高に頭が悪いものだった!
・かつやの新商品
テイクアウト需要が高まる昨今。「かつや」では元々『お弁当』として持ち帰りメニューが販売されているものの、テイクアウト専用の新商品というのはなかなか珍しいのではないか。全4種類が発売される『全力飯弁当(税抜750円)』。最大の武器は言うまでもなくボリューム感だ。
・まるで総力戦
例えば『生姜焼丼から揚げチキンカツ弁当』。名前からしてすでに頭の悪さが決壊しているが、こちらは一つの容器の中に生姜焼き丼・から揚げ・チキンカツ・ナポリタン・千切りキャベツ・割り干し大根がブチ込まれた壮絶な弁当である。が、一つ言わせてくれ。いくらなんでも茶色すぎるだろ。美術の先生なら卒倒しているレベル。
他にも『回鍋肉丼から揚げチキンカツ弁当』(回鍋肉丼・から揚げ・チキンカツ・ナポリタン・千切りキャベツ・割り干し大根)。
『豚玉丼から揚げチキンカツ弁当』(豚玉丼・から揚げ・チキンカツ・ナポリタン・千切りキャベツ・割り干し大根)。
『ナポリタンから揚げチキンカツ弁当』(ナポリタン・目玉焼き・から揚げ・チキンカツ・ごはん・千切りキャベツ・割り干し大根)。
などなど、上から下まで茶色一色なガチンコ非モテコーデが顔を並べている。目玉焼きの白さだけが唯一の救いみたいになっているではないか。いい加減にしろ。それにしても、これだけのおかずを詰め込んで弁当の蓋はちゃんと閉まるの? と思ったら、こんな注意書きがあった。
「わんぱく盛りの『全力飯弁当』は、容器の蓋が閉まらなくなり品質が低下するため、ご飯大盛は対応しておりません 。もっとご飯を食べたいという方には、別容器でご提供する『ご飯 160円+税』 をご用意しております」
減らせ減らせぇ! 蓋が閉まらないなら容量を減らせぇ!! 一見真摯な対応のようだが、よく考えたらめっちゃ頭悪くて最高である。みんないいか、注文する時は間違っても「ご飯大盛で」とか言っちゃダメだ。店員さんが「また説明すんのかよ……」みたいになるぞ!
・店舗限定
「かつや」の魅力がギュッと詰まったこの弁当。ただし、残念ながら販売店舗は限られているらしい。全店ではなく、国内104店舗限定なのである。都内でも14店のみ。もしかするとけっこうレアな弁当なのかもしれないな。なぜ肝心のとんかつが入っていないのかは大いに気になるところだが、生粋のかつや者は要チェックである。
参照元::かつや(販売店舗はこちら)
執筆:かつや者・あひるねこ