ロケットニュース24

ローソンさん、子供のワガママみたいなスイーツを発売してしまう! 新発売の「マウントプリンバスチー」は美味いが圧倒的に食べづらい

2020年3月24日

ママ、バスチーにプリン乗っけて食べたいの──。そんな子供のワガママを具現化したようなスイーツがローソンから発売された。

本日デビューの新作スイーツ「マウントプリンバスチー」は、バスク風チーズケーキにプリンを丸ごとトッピングしてしまうという超絶ワガママ仕様。バスチー1周年を記念して登場した、ゴージャススイーツの全貌をレビューします!

・1周年の記念スイーツ

コンビニスイーツ業界で近年ヒットした商品の筆頭として思い浮かぶのが、ローソンの「バスチー」だ。マッタリとした濃密な口触りと上品なチーズの風味が魅力で、デビューから1年で約4100万個と驚異的な販売数を記録している。

そんなバスチーの1周年を記念して発売されたのが、今回紹介する「マウントプリンバスチー」。バスチーの上にプリンをドカンと乗せた豪快なスイーツで、ローソン標準価格は税込380円。本日(2020年3月24日)より販売が開始されている。

どちらかというと大人向けのスイーツというイメージがあったバスチーだけに、今回の破天荒なコラボはちょっぴり意外。その味を確かめるため、さっそく最寄りのローソンで商品をゲットした。

・だから言ったでしょ……

グラグラすると崩れるかなと思い、今回は店内のイートインスペースで食べていくことにした。まずはフタを取って中身を拝見……

おお、確かにプリンがバスチーに「マウント」してる! 白い道着(ホイップクリーム)をまとって! ホイス・グレイシーかよ!!

バスチーとプリンのみならず、ホイップまで盛られているとは。正直これがマズイわけはないのだが、この時点で筆者は何となく気付いていた。圧倒的に食べづらいスイーツではないかという事実に……

そもそもバスチーの包み紙、どうやって剥がせばいいんだ? がっつりホイップが紙に干渉してるんだが。先に上段のホイップとプリンを食べてから剥がせばいいのだろうか。

でもそれじゃ「マウントプリンバスチー」の意味ないじゃん。ただの「プリン」+「バスチー」じゃん。ということで、手を汚しながら(泣)ペロッと包み紙を剥がした。さあ、食べますよ~!

まずプリンだが、トロトロタイプではなく弾力の強いタイプ。これにクリームが絡むので、味わいとしてはプリンパフェとかプリン・アラモードを想像してもらうといい。一方のバスチーは紛うことなき「いつものバスチー」。当然どちらも美味いのだが……

懸念していたとおり、圧倒的に食べづらい。プリンとバスチーの硬さが全く違うので、プリンの形を保持したままバスチーをスプーンですくうことが難しい。難しいというか、ほぼ不可能。

したがって必然的に両者を交互に食べるかたちとなる。口の中が幸せで満たされていく一方で、心の中には「乗っける意味があったんだろうか……」と釈然としない気持ちが募っていく。

どうせならプリンとバスチーを同時に食べてハーモニーを楽しみたかったのだが、それをしようとすると間違いなく崩れてしまう。うーん、やっぱり子供のワガママみたいな発想のスイーツだったかな……。いやウマイんだけどさ。

「だから言ったでしょ」というママンの小言が聞こえてきそうな、平日の昼下がりであった……。

参考リンク:ローソン「マウントプリンバスチー
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.

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