最強うどんチェーン・丸亀製麺を運営していることでお馴染みのトリドールホールディングス。うどん以外にも様々な飲食チェーンを展開しているが、今回は焼鳥業態のブランド「とりどーる」を紹介しよう。
味よし値段よしの良コスパながら、なぜか関西にしか店舗がない丸亀の焼鳥屋。気になる今後の展開についても聞いてみたぞ!
・丸亀グループ、焼鳥屋がルーツだった!?
「とりどーる」は炭火焼鳥を主力商品とするファミリーダイニング型レストランで、前述のとおり丸亀製麺と同じトリドールホールディングスのブランドである。
同ホールディングスの沿革を公式ホームページで参照すると、その歴史は1985年に兵庫県で創業した「トリドール三番館」という一軒の焼鳥屋に端を発するらしい。そこから少しずつ発展していき、国内外に多くの飲食店を有するグループ企業へと成長を遂げたようだ。
うどんではなく焼鳥が最初だったとは、意外や意外。しかしグループ自体のルーツが焼鳥屋にあるならば、今回訪れる「とりどーる」、かなり味の方も期待できるのではないだろうか?
・やはりレベルは高い
とりどーる 枚方店へとやってきた。お店の雰囲気は典型的なファミリー居酒屋といった感じ。ボックス席が中心で、ちょっと一人では入りづらいかも。
席へと案内され、メニューを開いてみる。焼鳥はもちろんのこと、揚げもの、ごはんもの、サラダ、おつまみなど一通り揃っている印象。品数は多いが、初めて来たので何が美味しいのか分からない。
店員さんによると釜めしがオススメとのことだったので、鶏五目釜めし(590円)をオーダー。あとは焼鳥を適当に何本か頼み、とりあえず様子を見ることにした。
さてメインの焼鳥だが、こちらのお店では通常のタレ・塩に加えて「ねぎ塩ごま油」という味を選べるのが特徴。結論から言うとコレが一番うまかった。
ネギ&ゴマ油のトッピングが塩味の焼鳥と相性抜群。まさに酒のアテとしてピッタリな感じで、特に皮やヒップなどの脂が多い部位をこの味で食べると美味しいと感じた。
もちろん通常のタレ焼きも合格点。「ねぎ塩ごま油」はかなり味が濃いので、タレ焼きと混ぜながら注文するのがベストではないだろうか。分かっちゃいたけど丸亀の焼鳥屋、やっぱりレベルが高い。
お店イチ推しの釜めしは、お焦げの出来具合もバッチリで具材も盛りだくさん。一杯目はそのまま、二杯目は出汁をかけて茶漬け風にしていただく。わりとボリュームはあったが一人でペロリと完食してしまったぞ。これもウマかった!
・全国展開はあるのか?
興味本位で食べた「うどん」だけは微妙だったが、その他の料理はどれも美味しかった。最終的な会計は、串焼き×6本、手羽先、釜めし、うどん、枝豆、ドリンク1杯を注文して2739円。
釜めしはシェアできるサイズであること、子供はアルコールを飲まないことなどを考えれば、2500円×人数分くらいの予算があれば家族で充分楽しめる店ではないだろうか。つまりファミリー居酒屋としては普通にコスパが良い。
ただし冒頭でも少し触れたとおり、とりどーるは今のところ関西にしか店舗がない。他地域への進出があるのか気になる方も多いかと思い、トリドールホールディングスに出店の予定を問い合わせてみた。
得られた回答は、現時点では未定とのこと。最初に出店した加古川を中心に店舗を拡大していったところ、関西に店が固まるかたちとなったらしい。
ということで、残念ながら全国デビューには少し時間が掛かりそうな「とりどーる」。大阪に5店舗、兵庫に8店舗が展開されているので、近くに来ることがあったら探してみてね(2020年3月13日現在)!
・今回紹介したお店の情報
店名 とりどーる 枚方店(他にも店舗あり)
住所 大阪府枚方市長尾谷町2-12-6
時間 月~金17:00~23:30 / 土日祝16:00~23:30
休日 なし
参照元:とりどーる
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.
▼皮、ヒップ。ねぎ塩ごま油がウマイのだ
▼白ねぎ、ねぎみ。こちらはタレ味
▼手羽先は胡椒の効いたスパイシーな味付け
▼うどんは丸亀で食べたほうが良いかも?
▼メニューは豊富。串カツとかもあったよ