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ワークマンのライダー向けブランド「イージス」は冬バイクの救世主となるか!? 生粋のバイク乗りが本気でレビュー

2020年1月20日

機能性の高い商品ラインナップで、一般層からの支持も高まっているワークマン。そんなワークマンが、いまライダーからも熱い視線を浴びていることをご存知だろうか。特に注目されているのは防寒性能に優れたアパレル「イージス」だ。

寒くて寒くて仕方ない真冬のバイクだが、はたして「イージス」は救世主となりうるのだろうか。購入を迷っている貴方のために、バイク乗りの視点でレビューします!

・温もりが欲しくて

風を切りながら走る冬のバイクは、拷問と言ってもいいほど寒い。というか寒いを通り越して冷たい。しかし筆者もそうなのだが、車を持っておらず冬でもバイクに頼らなければいけないという人は多いだろう。

そんな冬バイクの切り札になるかもしれないのが、今回紹介するワークマンのアパレルブランド「イージス」である。公式ホームページでも防寒性能の高さが紹介されており、検証してみる価値は大いにありそうだ。

イージスだけでも複数の製品がラインナップされているのだが、今回は特にライダーにオススメと書かれている「H700 イージス透湿防水防寒スーツ(冬1)」を試してみることにした。

・運動性能は申し分なし

さっそくワークマンへと赴き、商品をゲットした。価格はジャケットとパンツの上下セットで6800円となっている。実際に着用して、まず最初に筆者が好感を持ったのはパンツのストレッチ性だ。

というのも、ミッションタイプのバイクは車体を跨ぐようにして乗車するから。特にシートバッグなどを装備している場合、かなり高く足を上げて車体を跨がなければいけない。

その点でイージスのパンツは股下部分のストレッチ性が非常に高く、乗降の際に全くストレスを感じない。

なんならディラン・マッケイばりに足をピーンと伸ばしても窮屈さはゼロ。これならビバリーヒルズツーリングだって行ける!

・そして防寒性能は

さて、運動性能から先に言及したのには理由がある。それは肝心の防寒性能が、着た瞬間に「うおっ!」となるものではなく、時間が経てば経つほどジワジワと実感できるものだからだ。

この日の筆者は、商品の購入とレビューを兼ねてバイクでワークマンまで出かけた。購入した商品を着用して自宅まで15kmほどの距離を走行。さらに駐車場で写真を撮影したりしていた時間も含めると、かなり長時間を屋外で過ごしたのだが……。


ビックリするほど寒くない!


なにせ風を通さないというのが良い。外からの風が入ってこないということは、すなわち自分の体温が外に逃げないということでもある。したがって時間が経つほどポカポカ度が右肩上がりに増すのだ。

しばらく着用してから空調の効いた屋内に入ると、軽く汗ばむほど。そしてこれだけ暖かいにも関わらず、モコモコ感は抑えめ。ジャケットもパンツ同様、動きやすさは申し分ない。これスゴイですよ!

・減点事項は無い

まあバイク乗りの視点から厳密に見ると、細かなツッコミどころもなくはない。例えば首部分の前立て。これが顔に被るほど大きいので、ヘルメットを着用する際に干渉して、少しアゴヒモが締めづらい。

しかし、前立てが風防として防寒上の役割を担っていることを考えれば、これを減点材料とするのは酷だろう。先にヘルメットを被ってからジャケットの前を閉めればいいだけの話でもあるし。

また袖口部分には親指を通す穴が付いており、リストガードとしても使えるようになっている。この状態(リストガードに指を通した状態)で腕を伸ばすと、少しジャケット全体が突っ張る感じは覚えた。

走行中はグローブを着用する人が多いだろうし、「バイクに乗る」という観点からはリストガードの必要性は感じなかった。ただ、あって困るわけでもない。

揚げ足を取れば多少のツッコミどころはあるものの、買ってガッカリするようなマイナス材料は全く見当たらなかった。


商品に関するレビューは以上である。価格、運動性能、防寒性能などトータルで考慮して「買い」かどうか判定するならば……筆者の見解はズバリ「買い」だ!

参照元:ワークマン「イージス
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.

▼全体像はこんな感じ

▼ジャケット

▼パンツ

▼ジャケットは両サイドと内側にポケットあり。パンツには尻の部分(内側)にカイロ用ポケットがある

▼個人的にはデザインも嫌いではない。蛍光色のライムグリーンは夜間のウォーキングなどにも良いかも

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