私(佐藤)は釣りをしない。釣り具も持っていない。しかし「つり具の上州屋」に行くことがある。それは冬の時期に使えそうな防寒具を売っているからだ。それも、ファストファッションのお店では出会わないような、優秀なウェアが多数取り揃えられている。
年明け早々に、最寄りの店舗に行ってみたところ、福袋を販売しているのを見かけた。これはせっかくなので何か1つ買って行こう。そう思ったのだが、釣りをしない……。そんな私でも唯一買って使えそうなものがあったので紹介したい。その福袋とは……。
・釣りをしなくても使えるモノ
「大漁福袋! 干物作っちゃえ!」である。販売価格は税別3400円だ。
これ以外の福袋はちょっと手が出なかった。というのも、リールやワーム、ルアーやクーラーボックスの類であり、釣りの現場で生きる品々ばかり。内心、ウェアや手袋類の福袋に期待して行ったのだが、それらを見つけることができなかった。そこで釣り抜きでも使えそうなものとして、これを選んだのである。中身は次の通りだ。
うろこが飛散しない「うろこ収納ボックス」付きのうろこ取り。
包丁ブランド「貝印」の出刃包丁、関孫六。
株式会社ベルモントの美粧魚骨抜き(西型)。
そして脱水シート「ピチット」である。
幸い、干物干し網は当編集部にある。それらを駆使すれば、すぐにでも干物の仕込みが出来てしまう。最高じゃないか!
だが、しかし! ひとつ問題がある……
干物にする魚がない!
誰か釣ってきてくれ。よろしく頼む……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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