2019年11月26日、ローソン・レジ横のホットスナックコーナーに、ひときわ大きな鶏肉が登場した。台湾好きな私(沢井)は、つい「なんか台湾屋台グルメの雞排(ジーパイ)っぽいのがあるわ」と思ってしまったのだが、“ぽい” も何も雞排だった。
「Lチキ 台湾唐揚げ味(税込248円)」だったのである! 台湾唐揚げとは雞排の日本語名だ。キター!! 実際に食べてみると本場の雞排のポイントを押さえた味。いまローソンに行けば台湾屋台の味が買えるぞーッ!
・雞排ポイント1「デカい」
まず何が雞排ぽいと思ったかというと、それは「大きさ」だ。本場の雞排は人の顏ほどの大きさがある。大きくないと雞排とは認められない。大きさこそが雞排のアイデンティティとも言えるのだ。
さてローソンの「Lチキ 台湾唐揚げ味」はというと……デカイ! 最も長いところで16cmもあり、普通のLチキと並べると1.5倍あるだろうか。お店の方も「こんなに大きいものは揚げたことがない」と言うくらいで、なかなかのインパクトである。
・雞排ポイント2「衣がホロホロサックサク!!」
台湾では、美味しい雞排の食感を「酥脆(スーツイ / su1 cui4)」と表現することが多い。「酥脆」とは「噛んだ瞬間、ホロっとくずれサクサクしている」という意味だ。衣にはサツマイモ粉が使われることが多い。
さて、Lチキ版はというと……うん、ホロホロサックサク!! 衣には片栗粉などイモ系の粉が使われているのだろう。他のLチキとは一線を画しており、ちゃーんと台湾風になっているのだ。
・雞排ポイント3「本場のスパイスが効いてる!」
大きさよし! 衣よし! 最後に肝心の味はというと……いいですねえ。中華スパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」がフワっと香ってくる。あくまで「フワッ」とレベルなので、個人的にはもっと五香粉は強くてもエエんやでと思う。
だが、これが台湾グルメが得意な人も、初めてという人も「それっぽさ」を感じられる絶妙な配分なのだろう。他社では五香粉そのものを抜いてしまうことさえあることを考えると、使用されているだけでも好感度が高い。
・なかなかの良作
「Lチキ 台湾唐揚げ味」は、総じて「好(ハオ)」なコンビニ流台湾グルメであった。また買いに行く。ただひとつだけ申し上げるなら、厚み。ローソン版は本場より肉厚だ。消費者のためにボリュームを残してくれたのだろうか。それはわからないが肉はもっと薄くてもエエくらいやで~!
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.