神仏を頼まず。かの宮本武蔵の至言である。そう、人生は自分の力で切り拓いていかなければならない。
先週の競馬予想ではランダム予想マシン・マンバくんに運命を託した筆者だが、馬券は不発。ここは初心に立ち返り、自力で予想していくことにしましょう。
今週狙うのは、G1・ジャパンカップ。絶対的な馬不在で混戦ムードのJCを斬ります──。
・今年もスロー濃厚か
日曜東京のメインは芝2400mで行われるジャパンカップ。女王アーモンドアイが出走せず香港へと向かったことで、今年は混戦ムードが漂う。
まずは過去10年の傾向を振り返ろう。ペースはスローから平均で推移することが多く、前半6ハロンが後半6ハロンより速いタイムになったのは2015年のみ。
ペースが落ち着きやすいということもあり、やはり台頭が目立つのは先行馬。ハイペースになった2015年を除くと、5番手以内で3コーナーを通過した馬が必ず1頭以上、連対している。
今年の出走馬を見ても、ハイペースになるとは思えないメンバー構成。となると過去の傾向に従い、狙うは先行馬──。
・オッズの盲点ここにあり! 唯一の前走重賞ウィナー
筆者の本命は④ムイトオブリガード。必ずしも先行馬とは言い難い面もあるが、前哨戦のアルゼンチン共和国杯では積極策で勝利。今回は内枠(3枠4番)に入ったこともあり、ある程度のポジションは取るとみていいだろう。
東京の芝2400mでは3戦3勝と、コース適性はバッチリ。芝2500mの戦績を入れても(4,1,0,1)で、とにかく府中では崩れない。また今週末の東京は雨模様。パワーの要る馬場になれば、3歳時までダートを主戦場にしていた経験も活きそうだ。
G1での実績が乏しく上位人気に支持されるとは考えづらい一方、前走で重賞勝ちを収めているのは出走メンバーの中では④ムイトオブリガードのみ。最も旨味のある馬は、これではないだろうか?
馬券は馬連で勝負。④ムイトオブリガードを軸にして、相手は①③⑧⑭⑮。
世界の強豪馬を、日本の精鋭が迎え撃つ──。そんなコンセプトで始まったジャパンカップだが、今年は残念ながら海外からの参戦なし。少し寂しい気もするが、逆に記憶に残るジャパンカップになるのかもしれない。熱戦を期待します!
参照元:JRA公式サイト
執筆:グレート室町
Photo:RocketNews24.