寒い日の肉まんは幸せの塊。ホワァ~っと立つ湯気が、かじかんだ手を優しく包み、パクっと食べるとその熱がスーッと胃に下りて体の真ん中から温めてくれるよう。最高すぎる!
すっかりコンビニの冬の定番メニューになった肉まんだが、いま一番安いヤツでも120円くらいするのね……心なしか昔より小さくなった気もするし? ここにも「少量化」の波が来ているのだろうか? 少しでも安くてボリュームのある肉まんを買おうと思ったらどこに行けばいい?
・ローソン、ファミマ、セブンの「一番安い肉まん」を比較
ということで、コンビニ大手であるローソン、ファミリーマート、セブンイレブンでそれぞれ一番安い肉まんを購入した。
パッと見たところ、なんだかファミマのものが一回り小さいように見える。ザックリ直径を測るとローソンは約9.6cm、セブンは約9.7cmであるのに対し、ファミマは約9.0cm。「ファミマの肉まんが小さい」と感じたのは見間違いではなさそうだ。
ということは、今回の「価格×重さ」の比較ではファミマは「値段の割に少量」ということになるのだろうか? 実際に測ってみた。
・ローソン「ジューシー肉まん」の場合
価格:121円(税抜、以下同じ)
総重量:111g
具の重さ:31g
・ファミマ「熟成生地の本格肉まん」の場合
価格:121円
総重量:104g
具の重さ:37g
・セブン「もっちりジューシー肉まん」の場合
価格:120円
総重量:106g
具の重さ:35g
これは……! 結果はなんとなーく予想はつくものの、グラムあたりのお値段を計算してみると
ローソン:1.09円 / g
ファミマ:1.16円 / g
セブン:1.13円 / g
ファミマぁ……
ああ、見たまんまかよ! ということで「安くてボリュームがある」と考えられるのはローソンという結果になった。
・食感は目隠ししてもわかるほどの異なる / 特に皮に特徴あり!
ローソンは皮が最もフワッフワ! 口に入れた瞬間に溶けるかと思うほどエアリーで「ハフハフッ」と湯気ごと食べられて体もポカポカになるのだが、冷めると皮がヘタってその食感が損なわれてしまうのだった……。腹は満たされるが、温かいうちに食べないと気持ちの面での満足度が少し下がってしまうかもしれない。
ファミマは「熟成発酵生地使用」というだけあり、モッチリモチモチ。『551の蓬莱』ほどではないものの同じ系統のズッシリ系だ。具も隙間なくミチっと詰まっており、皮に対する具の比率が最も高いという結果に。総量は少なくても良いから肉を食べたいという人はコチラの方がオススメだ。
そしてセブンはというと、ローソンとファミマのものが特徴的だったのに対し、「平均値を取ってきた」という印象であった。
普通のコンビニの肉まんが食べたいという人はきっとセブンの味が好みだろう。
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Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.