土日のスシローはマジで混みすぎているため、平日の開店直後を狙って行ってみることにした。その結果、待つことなく席に案内されて気分は上々。こんな日はいつもと違う皿を注文してみるのもいいかもしれない。

ふと壁に貼ってあったポスターに目をやると、本日2019年10月30日より「気合いのかに祭」なるキャンペーンが開催されているという。ちょうどいい。ではこちらも気合いを見せるため、気合いのカニ縛りで試合に臨もうではないか。さあ、めくるめく縛りプレイの始まりだ。

・スシローでカニ祭り

数ある期間限定フェアの中でも、トップクラスの人気を誇るという「気合いのかに祭」。開催に合わせ、カニをふんだんに使った限定メニューがいくつも登場しているようだ。カニ縛りチャレンジ真っ最中の私(あひるねこ)は、とりあえずカニの寿司系を一通り注文してみた。

本日頼めるカニ寿司は『生本ずわい蟹』『かにてんこ盛り』『丸ずわい蟹食べ比べ(爪・脚)』『丸ずわい蟹軍艦』の4つ。『生本ずわい蟹』は11月13日までとなっており、11月11日以降は『ボイル紅ずわい蟹』と『大型生本ずわい蟹&かに味噌和え』が仲間に加わるらしい。

・頼むべき皿

今回唯一の生のカニであり、同時に一番の目玉と思われる『生本ずわい蟹(税抜150円)』は、食べた瞬間にトロける食感と生ゆえの甘さがなんともたまらない。うむ、やはり生はいい。1貫ネタとは言え、150円でこれなら買いだろう。本キャンペーンではマストな1皿だ。

続く『丸ずわい蟹食べ比べ(税抜300円)』と『丸ずわい蟹軍艦(税抜150円)』は、共にボイルながら、思った以上にカニのギッシリ感を楽しめる。ただ、300円の『食べ比べ』はちょっと高いような……。満足度は軍艦とさほど変わらないのではないか。

個人的には『食べ比べ』を注文するなら、税抜150円の『かにてんこ盛り』を2皿頼みたい。こちらはとにかくカニの身がジューシーなのだ。それに尽きる。好みの問題も もちろんあるが、寿司は非ボイル系の方がウマかった印象である。

・サイド編

まだまだ縛られ足りないので、サイドメニューの『本ずわい蟹の茶碗蒸し(税抜240円)』と『カニクリームコロッケ(税込150円)』もいってみよう。結論から言うと、どちらも頼んで損はない。ただし、それは「カニだから」が理由ではないのだ。茶碗蒸しとコロッケが、それぞれ普通にウマいのである。

コロッケはサクっとしており食べ応えもある。しかし、これはカニの勝利ではなく、スシローのコロッケの勝利と言えよう。同様に茶碗蒸しも、カニの爪がゴロっと入ってはいるが、ウマいのは茶碗蒸し自体の手柄というか。カニがいなくても やるよコイツら、ってな感じ。

・大正義・ラーメン

そういう意味で言うと、『かに塩ラーメン(税抜380円)』はどこまでもカニ主体の良メニューである。カニのダシが香るスープとカニの身、そしてカニ味噌がトッピングされたまさにカニ尽くしな1品であり、このメニューに限ってはむしろ麺がオマケと言ってもいい。あくまで主役はスープなのだ。

カニの身自体はそこまで多くなく、さらに塩分が少々強いような気もしたものの、「気合いのかに祭」の名に恥じないくらいにはカニの存在を強く感じた。スシロー飲みをする人がどれだけいるか分からないが、シメの1杯としてもバッチリオススメだ。

・縛られた結果

もうちょっと縛られたい気もしなくはない。というか、もっと縛られたい。しかしラーメンを食べてしまったので、残念ながら戯れはここまでだ。縛りに縛られた気合いのカニプレイ、その合計額は……


税込1771円なり!

こちらは1皿100円ではなく120円の店舗なので、各皿の値段も通常価格より20円上がっていることをご了承いただきたい。とは言え、やはり『食べ比べ』と茶碗蒸しが割高かなぁ。個人的には『生本ずわい』『てんこ盛り』、ラーメンあたりが推しカニである。

・気合いを入れよ

「気合いのかに祭」は11月17日までの開催となっている。価格高騰なんのその、スシローは気合いを入れてこのキャンペーンに臨んでいるので、こちらも気合いを入れてカニを味わい尽くすべし。その際、縛りを希望するかどうかはあなた次第だ。

参考リンク:スシロー
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.