バイクでおなじみ「ヤマハ発動機販売」の公式サイトが今、大変なことになっている。と言っても、バグったとか画像がおかしいとか、そういうことではない。簡単に言うと、サイトの表示速度が異様に速いのだ。
無駄をそぎ落としたシンプル極まりないサイトデザイン。そこから繰り出される拳のスピードは、レジェンド・阿部寛さんのホームページに匹敵すると言っても過言ではない。とても企業サイトとは思えないような速度だが、一体ヤマハに何が起きたというのか?
・ヤマハ爆速化
本日2019年10月24日より東京ビッグサイトにて開催されている「東京モーターショー2019」。ヤマハ発動機は『人はもっと幸せになれる』をテーマに、同ショーに18モデルをブース出展している。件の爆速サイトが公開されたのも、ちょうど今日のことだった。
さっそくアクセスしてみると……な、何だこのレトロなデザインは。フリー素材みたいな背景の上を、「The 46th Tokyo Motor Show 2019 YAMAHA」と書かれたテキストがゆっくり横にスクロールしていく……。ここは本当に令和なのか?
しかし、掲載されているマシンは紛れもなく最新モデル。画像をクリックすると……バシュッ! は、速いッ!! クリックするかしないかのスレスレを狙うかのように表示されたではないか。重さをまるで感じさせない軽やかなムーブ、まさにストレスフリー!
・速さの理由
期待以上のスピードに思わずガッツポーズが飛び出してしまったが、なぜヤマハの公式サイトはこうも爆速化してしまったのか? その答えはヤマハの公式Twitterにあった。本日10月24日の投稿を一部、以下に引用したい。
「モーターショーが開幕する10月下旬は、毎月のスマホのデータ通信量が上限に近づくいわゆる『ギガ死』のタイミングなので爆速サイトをご用意しました」
そう、なんと今回の爆速化は、ユーザーのデータ通信料に気を遣ってのことだったのだ! たしかに凝りまくったサイトは目には華やかだが、その一方でデータ通信料が余分にかかってしまう。ただ情報が知りたいだけの人にしてみれば、軽いサイトの方が都合がいいのは明らかである。
・実力の差
そういう意味でも、今回のヤマハ爆速化はユーザー目線に立った素晴らしい試みだったと言えるだろう。ただ、個人的にはスピード面でやや物足りない部分もなくもないのだ。実はヤマハを試した後、阿部寛さんのホームページにも改めてアクセスしてみたんですよ。そしたらですね……。
もう、速いってもんじゃねぇ。マジで光速。光だよ光。阿部さんのホームページと比べたら、ヤマハのサイトなんてほぼ牛歩である。決して超えられない壁ってヤツを教えられた気分だ。さすがのヤマハも、今回ばかりは相手が悪かったとしか言いようがない。
・でも十分速い
こうして、最終的に阿部寛さん最強説が強化される結果となってしまったワケだが、一応フォローしておくと、それでも十分すぎるほどヤマハの公式サイトも爆速である。デザインのシンプルさも含め一見の価値アリと思われるので、ぜひ一度アクセスしてみてくれ!
ちなみにこの後、当編集部・佐藤による「東京モーターショー2019」レポも公開されるのでお楽しみに!!
参照元:ヤマハ発動機販売、Twitter @yamaha_bike、阿部寛のホームページ
執筆:あひるねこ
★こちらもどうぞ → シリーズ「爆速ホームページ列伝」
▼ユーザーのデータ通信料に気を遣ってのことだった。
ヤマハ発動機は、東京モーターショー2019に『人はもっと幸せになれる』をテーマとして18モデルをブース出展しますが、モーターショーが開幕する10月下旬は、毎月のスマホのデータ通信量が上限に近づくいわゆる「ギガ死」のタイミングなので爆速サイトをご用意しました→ https://t.co/BEsgEvuFue pic.twitter.com/km43lzp7ST
— ヤマハ バイク (@yamaha_bike) October 23, 2019