ドラミと言えばドラえもんの妹。同じ缶のオイルで作られた兄妹でありながら、ドジなドラえもんよりもはるかに有能な猫型ロボットである。そんなフィクションのドラミちゃんとは別に、秋葉原にも有能すぎる「ドラミ」がいることをご存知だろうか?
秋葉原駅の昭和通り側、路地裏に佇む中華居酒屋の「ドラミ」である。なんとこの店、ランチは600円で麻婆豆腐とご飯が食べ放題! おまけに小籠包もついてくるのだ!! そんな夢みたいな話……大好きなの!
・ジェフ秋達さん情報
この店の存在を教えてくれたのは、秋葉原に20年以上勤める会社員男性・ジェフ秋達さん(仮名)だ。以前、幻の鮪丼を紹介してくれたジェフさん。そんなジェフさんをして「この店のコスパはヤバイ」という。そこで、さっそく「ドラミ」に乗り込んでみた。
・ドラミ一色
ランチタイムは11時30分から14時で夜は居酒屋・ダイニングとして営業しているこの店。店内は席の感覚が広めで、なかなか落ち着ける雰囲気である。おまけに、昼時にもかかわらずスッと席につくことができた。さっそく、ランチメニューを見てみたところ……
「ドラミ定食(税込600円)」のみだ!
まさかの単騎待ち。ドラミ一色である。ドンジャラで言うとドラミのミラクルセット。その潔さのために、普段はメニューをなかなか決められない私(中澤)もすぐに一歩を踏み出すことができた。
と、安心するが早いか、注文直後に運ばれてくるドラミ定食。はっや! 三倍時計ペタンコかよ!!
それもそのはず、メインである麻婆豆腐とご飯は作り置きで鍋が設置されている。そして、この鍋から自由にお代わりができるシステムのようだ。
嬉しいのは小籠包2個とスープもついてくる点。安いからと言って、麻婆豆腐とご飯だけみたいな素っ気ない定食ではない。この時点で十分元は取れたくらいの満足度がある。まずは、小手調べに小籠包を食べてみよう。
皮を箸で割いてみると……
ブシャァァァッ!
あふれ出す肉汁!! あいやー! ジューシーな肉あんと分厚い皮のハーモニーがとても美味アルよー!! ピリッと痺れるような辛さの麻婆豆腐と合わせてご飯が進みまくる定食だ。
そう、ご飯が進む。ということは、自然と目を向けてしまうのが米の炊き加減などのご飯のクオリティー。おかわり自由だけど、ご飯がべちゃっとしている店ほどテンションが下がることはない。私がこの店で良いと思ったのがまさにそのご飯のクオリティーである。
一粒一粒がピッと立ったご飯は、それだけで食べても十分ウマイ。まさにおかわりしたくなる米なのだ。
おかわりがなかったとしても安く感じるこの店。このクオリティーの麻婆豆腐とご飯がおかわり自由なのは確かにとんでもないコスパである。さらに、空いていて落ち着けるところも好(ハオ)!
さすがは秋葉原に20年以上勤める達人も認める店。その有能さは「ドラミ」という看板を背負うにふさわしい。秋葉原の腹ペコたちをお世話するドラミ。その面倒見の良さは穴場アルよー!!
・今回紹介した店舗の情報
店名 ドラミ
住所 東京都千代田区神田和泉町1-1-8 小林ビル1F
ランチ営業時間 11:30~14:00
定休日 日・祝日
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼ご飯が進む!
▼2杯目
▼3杯目
▼ジェフ秋達さんオススメの『割烹たなか』の鮪丼の記事はこちら
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]