僕ピーターパン、ネバーランドから来たの──。子供の頃から味覚が大して進歩していない筆者は、いまだにポテトとかチキンとか子供好きしそうな食べ物が大好きである。
特にフライドポテトは大好物中の大好物。そこで今回は、コンビニ大手4チェーンのフライドポテトを徹底比較してみることにした。食べ比べた結果、チート級に美味しいポテトを発見したぞ……!
・大手4社の商品を比較
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ。各社の販売するフライドポテトを食べ比べ、どれが美味しいか勝手に順位を決めちゃうぞというのが今回の企画だ。まずは各商品の価格を見ておこう。
セブンイレブン → 162円
ファミリーマート → 158円
ローソン → 140円
ミニストップ → 203円
価格だけ見るとミニストップが唯一の200円オーバー。これがブッチギリで美味しいと思ってしまいそうだが、相手がコンビニ界の3強だけに勝負の行方はどう転がるか分からないところだ。それでは早速、第4位から発表していくぞ!
・第4位 ファミリーマート
Tポイントを10000ポイント以上所有している筆者としては残念だが、最下位はファミリーマート。購入したのはファミポテ(皮付き)で税込158円。
一言でいうと、ポテトに覇気がない……。食感がモサッとしているというか。ポテトは時間の経過により食感が落ちる面もあるし、たまたま購入した商品がそうだったのかもしれない。しかし店頭に並んでいる以上、筆者の手にした商品をもって「ファミマのポテト」だと評価されても、それは仕方のないことなのだ。
とにかくポテトは食感が命。食感が冴えないファミマを最下位とさせていただいた。
また、ファミポテは自分で塩をかけてシャカシャカして食べるスタイル。最初これは良いと思った。自分好みの濃さにできるからね。
ただ実際にやってみると、なかなかベストな塩加減というのが難しい。塩の小袋には「全量を目安に」と書かれているが、全部かけると辛いような気もする……。そして、シャカシャカしても各ポテトに均等に塩をまぶすのが難しい。
残念ながら、ポテトではあまり元気がなかったファミリーマート。ぜひ他の商品で巻き返してほしい。
・第3位 セブンイレブン
第3位はセブンイレブン。購入したのは「サクッとフライドポテト」で税込162円。
食感・塩加減ともに可もなく不可もなくといった感じで、評価に困る。商品名に「サクッと」とあるものの、そこまで食感がサクッとしているわけではない。ややパンチを欠いた印象。
そして価格は今回紹介する4商品のなかで2番目に高いものの、ボリュームは圧倒的に少なかった。
・第2位 ミニストップ
第2位はミニストップ。購入したのはエックスフライドポテトで税込203円。
これは今回の検証でコンビニ数店舗を巡った筆者の印象だが、他3チェーンではポテトを扱っている店舗とそうでない店舗がまちまちなのに対し、ミニストップではほぼ例外なくエックスフライドポテトを置いているような気がする。
主力的な位置づけの商品というだけあって、味は申し分なし。商品名のとおりエックス型の形状をしており、これが飽きの来ないサクサクした食感を演出している。今回紹介する商品のなかでは最もサクサク寄りの食感ながら、ポテト本来のホクホク感も残している。
価格は最も高いものの、味の良さを考慮すれば文句はないだろう。それでも2位に甘んじたのは、さらなるインパクトを残した商品があるということだ。その商品とは……!
・第1位 ローソン
第1位はローソン。購入したのはフライドポテトで税込140円。
一目見て、筆者は思った。こいつが優勝だな……と。だって「美味しいポテトの見本」みたいなルックスをしているんだもん。皮ごとザックリとカットされたポテトは、他3チェーンの追随を許さぬ圧倒的な「じゃがいも感」を放っている。
そして食べてみると、やはり感じるのは圧倒的な「じゃがいも感」! ホクホク加減がダンチなのだ。これですよ。これ。私がポテトに求めているものは。百年の知己に出会ったような気分である。
しかも、今回ラインナップした商品のなかでは断トツで美味しいにもかかわらず、価格は何と最安の税込140円……。圧倒的な差を付けての優勝である。
というわけで、大手コンビニのポテトを食べ比べる今回の企画はローソンの圧倒的優勝に終わった。しかしコンビニ商品は日進月歩のスピードで進化を遂げているだけに、新商品が投入されれば他チェーンの巻き返しも十分にあるだろう。それまで私はローソンのポテトを食いながら待つ!
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.