納得いかねえ──。どう考えても納得できねぇ。何がかって? あれだよあれ、リンガーハットの季節限定メニュー『トムヤムクンちゃんぽん』だよ! いや、味はいいんだ。めちゃめちゃウマいんだ。だからこそ余計に納得できねえ……なんで小サイズしか無いんだよォォォオオオオ!

そう、リンガーハットの『トムヤムクンちゃんぽん』は小サイズのみの販売で、並盛も大盛りも不可。なんなら、麺の増量も不可能だというから意味がわからない。いったい誰にメリットがあってこんな謎仕様にしてるんだ……? これは聞いてみるしかあるまい。

・味は最高

いまや誰もが知る世界3大スープの1つ「トムヤムクン」をベースに開発されたトムヤムクンちゃんぽん。以前の記事でもお伝えした通り「トムヤムクンとちゃんぽんはこんなに相性がいいのか……!」と驚くリンガーハットの期間限定メニューである。

過去に「牡蠣トムヤムクンちゃんぽん」の販売はあったものの、トムヤムクン1本で勝負するメニューはこれが初めて。しかもこんなに美味しいんだから、普通に考えれば普通のサイズで普通に販売するべきではなかろうか?

だがしかし、冒頭でもお伝えした通り『トムヤムクンちゃんぽん』はスモールサイズのみの販売で、麺の増量も不可能。いやいやいや。それじゃ美味しいうんぬん以前に「腹いっぱいにならねえ問題」が出てきちゃいますよ? なんでこんなことしてはるの? リンガーハットさーーーん!


──今回はどうしても納得できない事案についてお伺いしたく連絡しました。

「はい、なんでしょう?」

──トムヤムクンちゃんぽんについてです。なぜこの商品は小サイズのみの販売なのでしょうか? とても美味しいだけに死ぬほど納得がいきません。

「そうですね。まず弊社としましては “低価格帯の商品” を打ち出したいという思いがあり、今回はスモールサイズのみの提供とさせていただいております」

──確かに税込み540円は魅力的ですよね。インパクトもあると思います。ただ、御社に限らず一般的には並盛が販売されるのが通常ですよね? 中には大盛り不可のメニューもありますが、それはまだ納得できます。ただ小だけの販売は……。

「はい。今回のトムヤムクンちゃんぽんは、20店舗限定でテスト販売を開始しました。その結果も考慮してはいるんですが……」

──ふむふむ。例えば辛さとかも関係してるんですかね?

「トムヤムクンちゃんぽんは辛みの強い商品ですので、お客様から “このサイズなら食べ切れる” という声をいただいていることは事実です」

──僕は大盛りでも食べ切る自信があります! 激ウマなので!!

「ありがとうございます。商品開発に伝えておきます(笑)」

──ちなみに、今回は小だけの販売でしたが、もしいつか再販売することがあれば並盛や大盛りもあるのでしょうか?

「それはあろうかと思います。あくまで今回は弊社の “低価格商品を打ち出したい” という戦略との兼ね合いでスモールサイズのみの販売となっていますので」

──わかりました。納得はしてませんが、期待してます!


というわけで「なるほど! そうだったのか!!」とスッキリしたワケではないが、リンガーハットとしては「低価格帯商品を打ち出したい」という思いがあり、そのタイミングとトムヤムクンちゃんぽんが重なったということなのだろう。

広報担当者にも伝えたが、個人的には今回の説明で納得はしていない。していないが、それでも『トムヤムクンちゃんぽん』は激ウマなので、記者はきっとまた食べに行ってしまうハズだ。2つ注文したら「こいつどんだけ好きなんだよ(笑)」と思われそうだし、非常に悩ましいところである。

参考リンク:リンガーハット
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

「トムヤムクンちゃんぽん」のレビュー記事はこちら。

▼女性の手でこのサイズ……ぐぬぬ。