どんな仕事であってもお金をもらうということは誠に大変なことである。それが、人が羨むような仕事であればあるほど実は過酷なものなのかもしれない。
この度そんなことを思わされたのは、ニュース番組のひと幕。洪水のもようを伝えるニュースで、スタジオから現地のレポーターに中継が繋がると……は、早く逃げてー!
・衝撃映像
そんな衝撃映像が放送されたのはパキスタンのニュース番組『GTV News』だ。2019年7月26日にYouTubeの公式チャンネルで公開されたこの回では、パンジャーブ州で起こっている洪水について報じた。
スタジオの女性キャスターがニュースを伝えると、映像は現地へと切り替わる。そして、次の瞬間、映し出されるのは現地にいるレポーター。な・の・だ・が! え!? これ大丈夫!?
なんと映し出されたレポーターは洪水から頭のみが出ている状態。飲み込まれすぎだろ! 早く逃げてー!!
・魂のレポート
しかし、そんな状態にもかかわらず、マイクをなんとか水の上に出し現地のもようを伝え続けるレポーター。どうやら、この洪水はインダス川の水位の上昇によるものらしい。分かった! もう君の状態見て現地の様子十分伝わったから早く逃げてー!!
自分の身を顧みず、何よりも伝わるレポートをした彼の名は、アザダール・フセイン(Azadar Hussain)記者。そのプロ根性はワールドクラスだ。しかし、同時に職場環境について少し心配になってしまう。早く逃げた方がいい職場でなければ良いが。
参照元:YouTube、RTE News(英語)
執筆:中澤星児