最近は糖質制限ブームで、口にするものの糖分や脂質を気にしている人も多いだろう。食べ物は見た目でなんとなくボリュームを感じることができるのだが、飲み物は同じ500ミリリットルでもちょっと把握しにくい。
そんな飲み物の糖分を、分かりやすく角砂糖で表示してくれるアプリが存在することが判明。開発者のDaiki ShimizuさんがアプリのデモをTwitterで紹介したところ、その動画は95万回以上再生され、4万件以上のいいね! を獲得するに至っている。
・Sokuhoh Cameraの開発者
Shimizuさんは、2017年に当サイトでも紹介した『Sokuhoh Camera』の開発者だ。そのカメラアプリは、画像にテレビのテロップ風の「速報」の文字を載せることができるユニークなものだった。
今回彼がTwitterで紹介したのは「砂糖アプリ(仮)」。正式名称はまだ確定していないとのことなので、現在(2019年7月17日)は仮名なのだとか。これは、飲み物に含まれる糖分を、角砂糖で表示するというもの。糖分を一目でわかるように可視化するものである。実際のデモ動画を見てみると、まず商品のバーコードをカメラで読み取る。
すると、画面上に飲み物に含まれる糖分が「(角砂糖)13.8コ」と数字で表示される。
すごいのはココから! その数の角砂糖が画面上部から降って来るのだ。
さらにさらに、その角砂糖を画面のなかで動かすことができてしまう。まだ動画を見ていない人は、ぜひとも見て欲しい。糖分を確認できるのはもちろん、角砂糖を動かせるのは結構楽しそう!
ジュースに含まれている糖分を角砂糖に変換してくれるアプリ🥤 pic.twitter.com/aQ0aazkL46
— Daiki Shimizu (@432daiki) July 15, 2019
・開発者に尋ねた
どうしてこのアプリを開発したのか? 実は一時お蔵入りになっていたそうなのだが、なぜ今、紹介することになったのか、その理由も尋ねた。
── どうして、このアプリを開発されたんですか?
Shimizu「僕自身甘いジュースやスイーツが昔から大好きだったのですが、健康のために少し控えないといけないなと思っていました。控える上で、甘みを視覚化できたら面白いなと思ったのがきっかけですね。視覚化、つまり “角砂糖化” ですね。特にジュースはラベルに記載されている栄養成分表示から、含まれている糖分のおおよその量が算出できるので、まずはジュースで実現してみようという流れで、このアプリを作りました」
── なぜ、せっかく開発されたのに、お蔵入りになっていたのですか?
Shimizu「これは非常に個人的な都合で時間があまり取れなかったからですね……。アプリが8割ほどできたタイミングで、諸事情で開発が中断したのですが、のちに新しいアプリのアイディアを思いついたので、そちらに注力し、砂糖のアプリの開発は止まっていたという感じです 」
── なるほど。タイミングの問題だったんですね。ではなぜ、今になってTwitterで紹介を?
Shimizu「開発が停止してから1年近く経ったタイミングで、せっかくこのアプリ作ったのだから、何らかの ”形” で世の中に残して欲しいなと思っていました。その ”形” がツイートだったというわけですね」
── AppStoreにすでに申請されているとのことなので、リリースを楽しみにお待ちしています。ありがとうございました。
ちなみにShimizuさんによると、2~4週間でリリースされる予定とのことである。いち早くリリースに関する情報を知りたい方は、彼のTwitterをフォローするといいだろう。遊び感覚で飲み物の糖分を知ることができる面白いアプリ。あくまでも糖分摂取の参考程度に活用して欲しい。
参照元:Twitter @Daiki Shimizu
執筆:佐藤英典
Screenshot:Twitter Daiki Shimizu, used with permission.