ロケットニュース24では以前、吉野家の通販限定で販売している保存食『缶飯』のレビューをお届けした。味付けはさすがの仕上がりだったものの、食感はあくまでも保存食といった印象だったことは記事で述べた通りである。

さて、今回は吉野家の公式通販ショップで『牛丼の具【冷凍】』を購入。店で販売されている『牛皿(並盛)』と食べ比べて、味をチェックしてみることにした。公式通販ショップによれば「出来立てをパック詰め後、急速冷凍することにより、お店の味をそのままお届けいたします」とのこと。果たしてお味はいかに!

・『牛丼の具【冷凍】』は『牛皿(並盛)』よりも高級

今回購入したのは『牛丼の具【冷凍】』の5袋入り。賞味期限は製造日を含めて365日と長めなのがウレシイ。なお、価格は商品2480円 + 送料900円 = 合計3380円だ。

1袋あたりで計算すると676円。送料(全国一律)がかかることもあって、牛丼の具にしてはリッチなお値段である。ちなみに店で販売されている『牛皿(並盛)』は税込330円だ。

それでは実際に『牛丼の具【冷凍】』と『牛皿(並盛)』を比較してみよう。


・『牛丼の具【冷凍】』の方が汁気が多め

まずは見た目をチェック。5分間湯煎して温めた『牛丼の具【冷凍】』と、店舗で購入した『牛皿(並盛)』を皿に移して比べてみると……

牛肉や玉ねぎの量に大きな違いは無いようだが、『牛丼の具【冷凍】』の方が汁気が多くて全体的に薄茶色っぽい。続けて重さを量ってみたら……

『牛丼の具【冷凍】』は133グラム、『牛皿(並盛)』は111グラム。その差は約22グラムである。見た目から推測すると、『牛丼の具【冷凍】』は汁気が多い分だけ重くなっているような気がする。


・どちらもウマいが味に違いあり

それではいよいよ味を確かめてみよう。そのまま食べたりご飯と一緒にもいただいてみたが、さすがは吉野家。どちらもウマいことはウマい。だがしかし……

2つの味は同じではない。店頭で購入した『牛皿(並盛)』の方が味はスッキリしていて、具や出汁の風味がしっかり感じ取れる。また肉はプリッとしている印象だ。

一方で『牛丼の具【冷凍】』はやや濃厚でまったりとしていて、肉はやや硬め。また、冷えると白い脂が固まって表面に浮いているのが確認できた。もしかすると、温めたことで肉から脂が溶け出たのかもしれない。

冒頭でもお伝えした通り、ホームページには「出来立てをパック詰め後、急速冷凍することにより、お店の味をそのままお届けいたします」と書いてある。まさにその通りの印象で、『牛丼の具【冷凍】』は店の『牛皿(並盛)』を冷凍して温め直したような仕上がりだった。

・『牛丼の具【冷凍】』は『牛皿(並盛)』よりも高級

しかし、繰り返になるが、どちらもウマいことはウマい。店の味とは違うものの、『牛丼の具【冷凍】』にも吉野家らしい独特の甘い味付けや肉の旨味は健在だ

『牛丼の具【冷凍】』は、近くに店舗が無い方やいつでも同店の味を楽しみたい方に重宝する商品といえるだろう。まとめ買いや、定期お届けコースを注文することで送料無料になったりもするので、興味のある方は吉野家公式通販ショップをチェックしてみてはいかがだろうか。

参考リンク:吉野家公式通販ショップ「牛丼の具【冷凍】」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
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