ファミリーレストランのココスでは現在「チーズ＆カレーフェア」が実施されている。チーズとカレーって本当に合うよね～と思いつつメニューをチェックしてみると、何ともウマそうなカレーの写真が掲載されているではないか。見ているだけでよだれが出そうだぜ。
しかし、底意地の悪い筆者は同時に「これ本当に写真通りのやつが出てくるの？」とも思ってしまった。メニューでは豪華に見えたのに実物はガッカリ、なんてことは飲食店ではよくあるからだ。
・やれんのか、やれないのか
チーズもりもりの映え映え（バエバエ）カレーが出てくるのか。はたまた写真詐欺なのか。そして味はどうなのか。実際に調査してみることにした。ココスさんよ、覚悟はできてるかい？ おいら辛口でジャッジしちゃうぜい？ カレーだけに。
フェアメニューとして提供されているのは、「チーズインハンバーグビーフカレー」「バターチキンの焼きチーズカレー」「焼きカマンベールのトマトカレー」の3種類。写真を見る限り、どれも美味しそう。さっそく調査開始だ！
・いつもより多めにこぼれております
最初に食べてみたのは、チーズインハンバーグビーフカレー（1190円）。写真を見るに、おそらくこのメニューのビジュアル的な肝はハンバーグの上に盛られた削りチーズだろう。この盛りっぷりがケチくさいと、とたんにショボい感じが出てしまうはずだ。
さて実物はというと……
うむ。写真通り、たっぷりチーズが盛られている。チーズがハンバーグの上に乗り切らずこぼれている様は、まるで日本酒をガンガンこぼしてくれる景気の良い居酒屋のようだ。とりあえずチーズの盛りっぷりは文句なし。
ルウは別添えで提供され、自分でライスの上にかけていただくスタイルだ。
もうちょい綺麗にかければよかったかな……。まあカレー屋でよく見る先のとがったタイプの容器なら、もっと美しくルウを注げた自信はあるけどな〜と思いつつ、いざ実食。
肉汁たっぷりのチーズインハンバーグとスパイシーなカレーを一緒に口に運べば……たまらん！ ルウには結構大きめの牛肉も入っており、食べ応えも十分だ。
先陣を切ったチーズインハンバーグビーフカレーは味、見た目ともにベリーグッド。残る2品にも期待が広がるぞ！
・静かなること……
続いて注文したのは、バターチキンの焼きチーズカレー（990円）。一見するとオムライスのようにも見えるが、ライスを包んでいるのは卵ではなくチェダーチーズだ。
焼きカレーらしく、持ち手付きの鉄板に乗せて提供される。こちらもチーズの盛り具合は良好だ。
しかし残念な点が一つだけ。写真では伝わりづらいかもしれないが、せっかく鉄板に乗せて焼きカレーとして提供されているのに「グツグツ感」が感じられないのだ。ルウが沸々と煮立っている感じが。
これはちょっと勿体無い気がする。ほら、ドリアとかでもチーズがグツグツしてると美味しそうに見えるじゃん？ ステーキやハンバーグでも、運ばれてきたときに鉄板の上でジュージュー音を立てているとテンション上がるじゃん？
その感じが全くない。静かなること林のごとし。あまりにも穏やかなルウの表面は、夕凪の瀬戸内海のように黙して語らない。焼き具合が少し弱かったのだろうか。
味の方は、まずまず合格点。やっぱりチェダーチーズは焼くと香ばしさが出て美味しい。カレーは甘味の後に少し時間を置いて辛味がやってくるような感じで、これぞバターチキンカレーといった味わいだ。
・夏にピッタリ！ 爽やかトマトカレー
最後にご紹介するのは、焼きカマンベールのトマトカレー（890円）だ。
ライスの上に焼きカマンベールがドドンとトッピングされている。メニュー写真と比べて特に違和感は感じない。
チーズは表面カリカリ、中トロトロ。カレーはトマトの酸味がよく効いており、とっても爽やかな味だ。まるで江口洋介さんが口の中を走り回っているのかと思うほど爽やか！ 個人的にはこれが一番好きかもしれない。こちらも焼きカレーなので、もう少し「グツグツ感」は欲しかったんだけどね。
今回はココスのフェアカレーについてのレポートをお届けした。味に関しては想像以上だったし、見た目に関してもそこまで大きな不満はなかった。フェア期間（一部店舗では取扱商品、販売時間帯、価格が異なる場合あり）は9月末までとのことなので、気になる人は Don’t miss it だ。
特に「焼きカマンベールのトマトカレー」は夏バテで食欲が無いときなんかにおススメだぞ。ぜひ食べてくれよな！
参考リンク：ココス「チーズ＆カレーフェア」
Report：グレート室町
Photo：RocketNews24.
▼上に盛られたチーズは、「グラナパダーノチーズ」というチーズなんだって。
▼肉汁とチーズの凶暴なハーモニー。
▼ルウにもしっかりお肉が！
▼もうちょいグツグツ感が欲しかった。そんな思いを歌に込めて。
▼こいつはオススメだぜ！