大阪、東京、名古屋など都心部を中心に店舗を構える、焼鳥居酒屋「鳥貴族」。全品298円均一という圧倒的な安さと、その価格に見合わない美味しいメニューが特徴の居酒屋だ。これを武器に多くの庶民達の心を掴み、私も心を掴まれた庶民の中の1人である。

これまで「鳥貴族」に行くたびに、その安さと美味しさに満足させられてきた。けれども私は、「鳥貴族」に行くときは決まって複数人で行く。1人飲みでの「鳥貴族」がどうなのかは分からないので、実際に確かめてみることにした。

・カウンター席は最強

どこの居酒屋でも、少人数での利用はカウンター席に案内されることが多い。鳥貴族の場合、2人掛けのカウンター席もあるが、今回私は1人専用のカウンター席に案内された。席の後ろ側と通路の間は木で仕切られている。そのため、席は1つの空間のようになっており、人目を気にすることは全くなかった。

そういえば、以前「日高屋」で1人飲みをした際にもカウンター席だった。テーブル席と違い、カウンター席は向かい合うことができない。他の人と目線が合うことはないので、居心地よく過ごせるのだ。

・タッチパネル注文

さて、私が行った店舗では、注文は全てタッチパネル。店員さんを呼ばなくても注文ができ、合計金額も確認することができるのは非常に便利。

そしてまずはお酒を注文。鳥貴族は「メガジョッキ」があり、ハイボールと金麦の2種類は「メガジョッキ」で頼めるのだ。「メガジョッキ」であっても298円なのは変わらない。コスパを考えて、お酒はこれのハイボールを注文した。

他にもおつまみ系で「ホルモンネギ塩ポン酢」、ごはん系に「とり釜飯」、焼鳥を塩で「もも」と「かわ」を注文した。お酒と合わせて、これで計5品となる。


・1人飲み「鳥貴族」開始

早々に「ホルモンネギ塩ポン酢」が到着した。お酒よりも早い到着。

まもなくして「とり釜飯」を炊く準備も整い、「メガジョッキ」も到着した。「とり釜飯」は炊き上がるまで20分ほど時間がかかる。なのでその間はお酒と他のメニューで楽しみつつ、炊き上がるのを待っていく。「メガジョッキ」は大きいが、よく冷えていて美味しかった。

その後、数分遅れて焼鳥が到着。焼鳥は1品2本ずつなので、計4本となる。1人飲みなら焼鳥は、これだけで充分な量に感じた。


・298円以上の美味しさ

注文したものが全て揃ったので、あとは自分の好きなペースで楽しんでいく。どのメニューも美味しいが、特に「ホルモンネギ塩ポン酢」はさっぱりとしいて美味しかった。暑くなってきた今の時期によく合う。

また「とり釜飯」は炊き出しが早かったので、注文が揃う頃には大よそ炊き上がっていた。「とり釜飯」は優しい味付けなので、塩味がしっかりしている焼鳥達と相性が良い。どのメニューも値段以上の味だ。


・5品で「超満腹」になった

実際に利用してみて、1人飲み「鳥貴族」はアリだった。しかし大誤算もあった。ごはん系、おつまみ系、焼鳥、お酒と頼めばバランスが良いと思っていたが、想像よりも個々の量がしっかりしており、ボリューミーだったのだ。そのため、後半はとても満腹で苦しくなった。

ただ、味は美味しく、5品1490円で「超満腹」になるのはかなりお得に違いない。人にもよると思うが、しっかりとお腹を満たしたいという場合は、今回のメニューでいいと思う。個人的にも、ちょい飲みくらいの利用ならもっと安く飲めそうなので、再度チャレンジしてみたい。1人飲み「鳥貴族」は、まだまだ組み合わせ次第で探求ができそうだ。

参考リンク:鳥貴族
Report:mai
Photo:RocketNews24.

▼ホクホク炊きたて「とり釜飯」

▼お腹いっぱいごちそう様でした!