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【検証】無印良品とユニクロの「脱げにくいショートソックス」は、どちらが脱げにくい? 3種類を徹底的に “脱ぎ履き” したらこうなった!

2019年4月15日

おそらく「日常生活で腹立つ現象TOP10」にランクインする現象といえば、“短い靴下べろりんちょ現象” であろう。ベリーショートな靴下(フットカバー)を履いてる時、靴を脱いだら同時に脱げちゃう現象である。なんなら靴を履いている最中にズレ落ちしてくる時だってある。

そんな現象を防いでくれるのが、各社から発売されている「脱げにくいショートソックス」であるが、今回は無印良品とユニクロのソレ系靴下をガチンコ対決させてみることにした。はたして、どちらが脱げにくいのか?

・ユニクロ2種類、無印1種類、合計3種類でバトル

今回の決戦、本当は1対1のタイマン勝負をさせたかったのだが、ユニクロには形の違う2種類の脱げにくい系ショートソックスが売っており、ハブるのもかわいそうなので三つ巴戦と相成った。リングにあがるのは以下の3選手だ。


・無印良品「つま先ワイド脱げにくいフットカバー」
・ユニクロ「パイルベリーショートソックス」
・ユニクロ「ベリーショートソックス」


また、どのように勝敗の判断については、“どれだけ靴の脱ぎ履きに耐えられるか” をカウントし、回数の多かった(なかなか脱げなかった)モノを勝者とすることにしてみた。

ちなみに使用する靴は、どういうわけだかショートソックスが異常に脱げやすいリーボックの「ポンプフューリー」である。それでは、準備を整え、いざ開幕!


・0試合目:クソすぎる靴下

まずは、デモンストレーションとして、いつも私が履いている……が、いつも100%の確率でズリ落ちてくるクソすぎる靴下から実験してみよう。なお、メーカーは不明。どこで買ったんだろうコレ……。

ともあれ、靴下を履いて……セット!

そして靴を履いて……

脱ぐ!

ダーーッ!! 1発目で脱げた〜!!

ということで、このクソすぎる靴下の成績は「1回で死亡」。せめて2〜3回は耐えられると予想していたのだが、なんと1回も耐えられなかったという正真正銘のクソ靴下である。こんな根性なし、ゴミ箱へポイだ。


・第1試合:ユニクロ「ベリーショートソックス」

価格は税抜390円。パッケージに「かかとのズレ落ちを防ぐ、すべり止め付きです」と書いてあるとおり、かなりベタベタとした粘着物質が、かかと部分に付いている。

しかし、履いた状態は相当に “浅い” 感じなので不安がよぎる。はたして結果は……

セット!

脱ぐ!  耐える!


……が!


脱げたー!!

結果は3回。いくらかかとにスベリ止めが付いていたとしても、まるでカヌーのような浅い形状は、足口のシマリがキツめのポンプフューリーには耐えられず。「スベリ止めが付いていても形状がアレなら脱げやすい」のかも知れない。


・第2試合:ユニクロ「パイルベリーショートソックス」

続いてもユニクロだが、次鋒のこちらは先程の浅いタイプと比べると “深く履ける” 形状をしており、足全体を包み込むような感じである。なお価格は税抜390円だ。

また、スベリ止めも先程とは違い、ゲル的な物体が5つもポンポンと付いている。ユニクロ軍の汚名返上なるか!?

セット!

脱! 耐! 脱! 耐!

脱耐脱耐脱耐脱耐脱耐脱耐!


そして……


やっと脱げたー!!

結果は31回! 繰り返す、31回!! 脱ぎ履きしている最中、まったく脱げたり、ズリ落ちる気配がなかったので、「こりゃ100回いくかも……」と違った意味で不安になったが、31回目にして無事に脱落! 大健闘であろう。スゴイ!


・第3試合:無印良品「つま先ワイド脱げにくいフットカバー」

最後の試合は、前々から “脱げにくい” と定評のある無印良品のフットカバー。にもかかわらず、価格は税込350円とユニクロよりも安かったりする。

ちなみにスベリ止めは付いておらず、あくまで「足口に滑りにくい糸を編み込んだ」だけで勝負するあたり、王者の貫禄が漂っている。ところが……

セット!

脱! 耐! 脱! 耐!

脱耐脱耐脱耐脱耐脱耐脱耐!!!!!!!!!


しかし……


脱げたー!! 気になる結果は……

24回! なっ、なんと!!

これは完全に予想外。実は内心、前評判どおり無印良品が勝つだろうと思っていただけに、この結果には衝撃を受けた。しかし、かかとのスベリ止め無しで24回も耐えたという事実もまた衝撃。もしも仮に、この靴下にスベリ止めが付いたとしたら……おそらく一生ズリ落ちることはないだろう。


──ということで、最終結果は以下の通り。


1位(31回):ユニクロ「パイルベリーショートソックス」
2位(24回):無印良品「つま先ワイド脱げにくいフットカバー」
3位(3回):ユニクロ「ベリーショートソックス」


ちなみに1位のパイルベリーショートソックスは、“汗をかいても乾きやすいドライ機能” があるうえ、“気になるニオイを抑える消臭機能” ならびに “抗菌防臭機能” まで付いている超ハイテクな靴下だった。機能面でも完全勝利!

なお、履き心地部門のナンバーワンは、圧倒的に無印良品。ユニクロのパイルベリーショートソックスは、キュッと締め付け強めなのに対し、無印のフットカバーはフンワリ優しく包み込むような感じである。それで24回って、なにげにスゴイ! ショートソックスのズリ落ち・丸まりに困っている人は、ぜひとも購入時の参考にしてほしい。

参考リンク:ユニクロ「パイルベリーショートソックス」無印良品「つま先ワイド脱げにくいフットカバー」ユニクロ「ベリーショートソックス」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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